ジョージ・ハリソンの「アート・オブ・ダイイング」の話2つ

ジョージ・ハリソンの曲は、ビートルズ時代は「タックス・マン」やら「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」やら、ソロ曲では「二人はアイ・ラヴ・ユー」やら「美しき人生」やらをたまにベースで合わせたりするのだが「オール・シングス・マスト・パス」に収録されている「アート・オブ・ダイイング」もその中のひとつ。
で、昔から思っていることをここに書く。
ひとつめ
B'zの「ultra soul」を初めて聴いた時にアート・オブ・ダイイングの一部に似てるなと思ったこと。厳密に言うとすべてが同じ音階ではないのだが、比べていただけるとわかると思う。これは別にパクリだとか言いたいのではない。

ふたつめ
「オール・シングス・マスト・パス」は3枚組で、まるまる1LP分がジャム・セッションなのだが、実は他の曲もクラプトンをはじめとするデレク・アンド・ザ・ドミノスをバッキングとする曲は、けっこう1発録音のジャム・セッションだったという情報を聞いたことがある。
で「アート・オブ・ダイイング」は2バース目の後に大サビ的な部分があるのだが、ベースのカール・レイドルが勘違いして1バース目の後にその大サビ部分をを弾こうとして、間違いに気づき慌ててもとにもどそうとするも、うろたえて途中まで戻り切れなかった(のでは?と同じベーシストとして思う)部分がある。
ベースで合わせるたびに、録音しなおせばよかったのに、と思うのだが、そのちょっとしたミスのあるままこの曲は発売されてしまったのだ。

このふたつを頭にいれてこの曲を聴くとまた違った感じで聴けるかも。
ベースのミスはちょうど1:00過ぎ 「ultra soul」っぽいのは2:06あたり。