ハイドン オラトリオ「トビアの帰還」
シュペリング指揮 カペラ・アウグスティーナ(2006)
ヴォーカル・アンサンブル・ケルン
ロベルタ・インヴェルニッツィ:ラファエッレ(sp)
ゾフィー・カートホイザー:サラ(sp)
アン・ハレンベリ:アンナ(at)
アンドレス・J・ダーリン:トビア(tn)
ニコライ・ボルチェフ:トビト(bs)
ツェケレスの「トビアの帰還」があまりに良かったので
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/04/04/050557
もう1種類聴きたくなった。バーバラ・ヘンドリックスの歌うドラティ盤にも惹かれたが、ネット上で評判のいいシュペリング盤を購入。
古典派時代のピリオド演奏で、オーケストラはいわゆる両翼、実は序曲にあたる「シンフォニア」には、明らかに第1バイオリンと第2バイオリンの掛け合い部分があった。ツェケレス盤はモダンオケなので、そこらへんのみが物足りなかった。それもこちらの演奏で解消。やはり、古典派の音楽は両翼配置が望ましい。
全体的に、ピリオド演奏らしい速めのテンポのきびきびした演奏で、ネット上で評判がいいのも納得。一般にはこの一種のみで「トビアの帰還」はOKと思われるが、個人的にはツェケレス盤の伸びやかな演奏も捨てがたい。
これで、ハイドンの宗教曲は一段落。