ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとリチャード・サウザーの話

ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとリチャード・サウザーについては、以前何回か書いた。

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20060913/p1
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20060916/p1
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20060928/p1

ヒルデガルト・フォン・ビンゲンについては、その後も予備知識もあまりないまま何枚かクラシック演奏のCDを買ったりしていたのだが、いつもの悪い癖で、買ってしまうと聴く気がおきなくてそのままになっていた。
最近、ずっと宗教音楽モードだったので、腰をおちつけてまた聴いてみようと思ったのだが、所有しているCDも演奏者やレーベルが違う事によって収録曲に重複があったりしたのに気づいて、まずは、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの全作品を把握し、どの曲がどのCDに収録されているかをまとめ、どのCDを買い足せば全曲揃うか、等をまとめていたところ、なんとリチャード・サウザーの「ビジョン」の続編があった事を知った!

"Illumination (Hildegard von Bingen: The Fire of the Spirit)(1997)"

「ビジョン」を買った当初、続編があるかと楽しみにしていたのだが、出たのが「ビジョン2-愛の神秘詩人ルーミーの音楽」(1997)で
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20100205/p1
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとは無関係だった。これはこれで良かったのだが、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン+サウザーを期待していたので、ちょっとがっかりした。
「ビジョン」と今回発見した"Illumination"は、レーベルが違う。(ので長年気が付かなかった可能性がある)
もしかして最初の「ビジョン」はレコード会社の企画で、珍しい宗教音楽をベースとしたシリーズを目論んでいたため、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン+サウザーによる続編は却下されて、サウザーは別のレーベルに話を持ち込んで"Illumination"を発売したのか。
それとも、レコード会社もヒルデガルト・フォン・ビンゲン+サウザーによる続編を企画したが、レコード会社とサウザーの交渉が決裂して、レコード会社は急遽「ビジョン2」を企画したのか・・・・
よくわからないが、入手はしたが未聴なので、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの他のCDとともに感想は後日になる。