シューマン 「ゲーテの「ファウスト」からの情景」

シューマン 「ゲーテの「ファウスト」からの情景」
アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1994)
テルツ少年合唱団、スウェーデン放送合唱団、エリク・エリクソン室内合唱団
カリタ・マッティラ(ソプラノ)
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
イーリス・フェルミリオン(アルト)
ブリン・ターフェルバリトン
ヤン=ヘンドリク・ローテリング(バス)

「レクイエム」に続いてシューマンBOX(25CD)である。宗教曲ではないが、せっかくなので聴く。最晩年の精神障害に苦しみながら完成させた大作とのこと。
序曲を聴いて、これぞシューマン!という響きやメロディににんまりしてしまう。
元々はオペラとして構想されていたとのことだが、声楽と管弦楽、両方の良さがバランス良く発揮された、この「管弦楽付き独唱、合唱曲」(もしくは「独唱、合唱付き管弦楽曲」)という形でよかった気がする。これは傑作ではないか?
録音は多くないのだが、このアバド盤は単独では現在入手不可なので、このBOXは貴重だ。