フォーレについて

私にとってブルックナーシベリウスは同じ香りのする別格の作曲家なのであるが、なんかフォーレもその仲間入りをしそうな気がしてきた。

ウィキペディアによると


ひとつひとつの音を保ちながら、和声をより流動的に扱うことにより、拍節感は崩れ、内声部は半音階的であいまいな調性で進行するようになる。こうした微妙な内声の変化のうえに、調性的・旋法的で簡素な、にもかかわらず流麗なメロディをつけ歌わせるというのが、フォーレの音楽の特色となっている。

 

とのことで、この「あいまいな半音階的内声と調性的・旋法的がメロディの対比」にたぶん惹かれるのだろう。
さらに、のちのサティのアンビエントな雰囲気の萌芽もある。サティはさらにミニマルの萌芽があるので、ミニマル好きの私にとってここもつながってきている。

最初はフォーレのレクイエムをさっと聞いて、別の作曲家の宗教音楽へ行くつもりだったが、フォーレやサティで足踏みしそうだ。