ロイ・バビントンの話

ソフト・マシーンの3代目ベーシストであるロイ・バビントンは、4枚目のゲストでダブルベースを弾き、6枚目を最後に脱退したヒュー・ホッパーの跡を受けてベーシストとして正式加入した。
元々イアン・カー率いるニュークリアスのメンバーだったが、ロイの紹介なのか5枚目からドラムがニュークリアスのジョン・マーシャルに、6枚目から管楽器&キーボードのカール・ジェンキンス(後のアディエマス)が参加し、ソフト・マシーンは結局マイク・ラトリッジ以外はニュークリアスのメンバーになってしまい。ラトリッジもその後脱退するのでオリジナルメンバーが不在となってしまい、まさに「軒を貸して母屋を取られる」状態になってしまった。
それはさておき、ロイ・バビントンが正式メンバーになった7枚目の1曲目 Nettle Bedがリフが大変かっこよくて、ベースをコピーしたのだが、高い音から低い音までの速いパッセージが指移動の範囲が広くてけっこう大変だったので、さすがテクニシャンのベーシスト、と思っていた。

 

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ところが、その後彼が6弦ベースを弾いていた(もちろん通常のベースも弾くが)と知って「なーんだ、6弦なら指移動が少なくて済むじゃん。ずるいなあ」等と思っていた。

しかし、最近その6弦ベースがフェンダー・ベースVIだと知った。これはショートスケールで本来ギタリストが慣れないベースの役をやるとき用っぽい使われ方をするギターより大きいがベースよりは小さい楽器である(レット・イット・ビーでジョンが弾いていたやつ)つまりピックで弾くことを前提としているわけで、弦と弦の間隔が狭いために逆に指弾きベーシストには向かないはずである。
それを弾いているのだからやはりロイ・バビントンはすごいんじゃないの?と反省した話。

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こちらは上記に前、あの!アラン・ホールズワース参加のハザード・プロフィール、これも今でもリフを合わせたりするなあ。

 

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