クーベリックの ベルリオーズ 歌劇「トロイアの人々」(イタリア語歌唱)

ベルリオーズ 歌劇「トロイアの人々」(イタリア語歌唱)
クーベリック指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団 合唱団(1960)
マリオ・デル・モナコ(T)
ネル・ランキン(S)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms)
リーノ・プリージ(Br)
アドリアーナ・ラッツァリーニ(A)
ニコラ・ザッカーリア(Bs)
リーノ・プリーシ(Br)
フィオレンツァ・コッソット(Ms)
ピエロ・デ・パルマ(T)

というわけで
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/12/08/043009
クーベリックの「トロイアの人々」ミラノ・スカラ座盤である。3CDだがボーナストラックがけっこう長いので、3時間ぐらいの長さでコヴェント・ガーデン盤よりさらに短い。また、コヴェント・ガーデン盤同様「王の狩りと嵐」は第4幕の終わりに演奏されている。
超一流の豪華メンバーがこれでもかと歌い倒している。クーベリックの指揮もそれにつられてかコヴェント・ガーデン盤よりさらに激しい。これは完全に「トロイアの人々」のイタオペ化である。しかし、ここまでやり倒すと、逆にすがすがしい。これはこれで貴重な記録と言える。

あ、考えてみればこれはローマ(イタリア)創生の物語だ!観客の熱狂はそこも含んでいるのかも。
ちなみにボーナストラックにはデル・モナコのアリア集が収録されているが、イタオペやカルメンの後に、なんと「ローエングリン」が!デル・モナコワーグナーなんて初めて聴く!
さて「トロイアの人々」は、もう一種類聴く予定なのだが、注文して1ヵ月経っても届かない(汗)ので、とりあえず一段落。今後はベルリオーズの他のオペラを聴いていく予定。