ベルリオーズ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」

ベルリオーズ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」
コリン・デイヴィス指揮、ロンドン交響楽団 合唱団(2007)
グレゴリー・クンデ(チェッリーニ)
ローラ・クレイコンブ(テレーザ)
イザベル・カルス(アスカーニオ)
ダレン・ジェフリー(バルドゥッチ)
ピーター・コールマン・ライト(フィエラモスカ)
ジョン・レライア(教皇
アンドルー・ケネディ(フランチェスコ
アンドルー・フォスター・ウィリアムズ(ベルナルディーノ)
ジャック・インブライロ(ポンペーオ)
アラスデア・エリオット(宿屋の主人)
トロイアの人々」も一段落し、ベルリオーズ・サイクルもオペラをあと2つ残すのみとなった。
「ベンヴェヌート・チェッリーニ」は「トロイアの人々」より前の作品。
イタリアのルネサンス期を代表する彫刻家ベンヴェヌート・チェッリーニを主人公としたオペラ・コミックで、上演当時は失敗作と言われたもの。
デイヴィスの旧盤もあるが、比較的入手しやすいロンドン響とのライブ盤を入手。
聴く前は「トロイアの人々」ほどではないだろう、等と思っていたがとんでもない話で、こんなにいいオペラが初演時に評判が悪かったというのは、どれだけベルリオーズが同時代の無理解に苦しんだか、ということがよくわかると思う。
ちなみに歌手陣はグレゴリー・クンデがとびぬけで出来が良い。
他の演奏も聴いてみたくなるが、興味がある盤は高値がついている(涙)