ディーリアス 歌劇「イルメリン」前奏曲 4種

ディーリアス 歌劇「イルメリン」前奏曲

バルビローリ指揮 ロンドン交響楽団(1966)(EMI)

マッケラス指揮 ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団(1991)(デッカ)

フェンビー指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1981)(ヘリテイジ)

ティントナー指揮 シンフォニー・ノヴァ・スコシア(1991)

ディーリアスの最初の歌劇「イルメリン」であるが、海外サイトで調べたところ「イルメリン姫」というデンマークのおとぎ話に基づく話らしい。

ただし、この前奏曲は、最晩年にフェンビーの協力のもと作曲しなおしたもの。

全曲盤は、ノーマン・デル・マーが1985年に録音した、という海外情報があったが通販サイトでは見当たらない。
しかし、この前奏曲は人気曲で、3BOXとティントナー盤に収録されている。
バルビローリは予想通り若干もったいつけたような演奏。マッケラスが意外にも幽玄が演奏で、ほかもこうやればよかったのに。フェンビーは寂静の境地で、ディーリアスに最も近かったフェンビーのこの演奏がやはり正解に近いのだと思う。
いつもは遅いテンポのティントナーが最もテンポが速くキャッチャーな演奏になっているのも意外。