「縄文の家殺人事件」(2013)風野真知雄

「縄文の家殺人事件」(2013)風野真知雄
「歴史探偵・月村弘平の事件簿」シリーズの第2作、待望の「縄文の家殺人事件」である。
前作の「東海道五十三次殺人事件」もそうだったが、殺人に関わる人々の人間関係が切なくも深い。これがこのシリーズのもう一つの特徴なのかもしれない。
5人の縄文人の遺体が発掘されたという千葉の姥山貝塚は、寡聞にして知らなかったなあ、勉強になる。
ちなみに「歴史探偵・月村弘平の事件簿」シリーズのうち、この作品だけ出版社が違うのはなぜなんだろう。