ソニー・ロリンズ「サキソフォン・コロッサス モノ&ステレオ」の謎(とチャールズ・ミンガスの「直立猿人」)

大昔にバイトをしていたジャズ喫茶で耳したアルバムが懐かしくてCDを入手した、という話は何回か書いてきているが、そう言えばソニー・ロリンズは1枚ももっていなかった、という事を思い出した。
とうわけで買ってみようと思ったが、ソニー・ロリンズと言えばやはり「サキソフォン・コロッサス」だろう、ということで某通販サイトでお安いのがないか調べていたら、「モノ&ステレオと銘打たれた2CDが、1CDものより安い値段で出品れていたので買ってしまった。
日本語の帯が付いているが、実質輸入盤で、日本語の解説が一切ない。ネットで調べてもモノラル盤とステレオ盤との関係がよくわからない。現在流布しているのはどっちなんだろう。

それはさておき、ざっと聞いてみるが、最近、チャールズ・ミンガスの「直立猿人」(「サキソフォン・コロッサス」と同年の1956年発表)も久々に聴きなおしたのだが、いわゆるハードバップの時代のジャズは、コルトレーンのジャズジャズしい時代にも増して、個人的にはけっこう苦手であることがよくわかった。いや、両方とも名作であることはよくわかっているのだが。
あまりにも有名な「セント・トーマス 」は、多分ジャズを聴かない人にとっては、いわゆる「聴いたことがあるのに曲名がわからない有名曲」のたぐいに当たるであろう。

 

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