ちょっとしたシンクロニシティ

4年ほど前に今昔物語集を読破中という話を書いたが、天竺部、震旦部なではすんなり行ったが本朝仏法部であまりにも同工異曲の話が多く、滞っていたが、やっと最近本朝世俗部までたどりついた。
その最初の巻の最後に藤原時平の話があった。
時平と言えば菅原道真を失脚させた張本人と目された人物で、39歳で早死にしたために、そのことが菅原道真の怨霊を裏付ける材料の一つとなった。
他ブログでよく冗談で「ご先祖様」なぞと書いているのだが、考えてみれば菅原道真については通り一遍の事しか知らないことに気づき、何かいい本は無いか、と通販サイトで物色して「太宰府天満宮の謎」という本が、タイトルには「謎」とあるが、レビューを見るとなかなかに真摯な内容みたいなので一応カートに入れたのだが、その後古本屋に行ってみたらなんとおいてあったので買ってしまった。
今昔物語集本朝世俗部を読まなければ、この本を欲しいと思わなかったろうし、まさか古本屋で見つけるとは思わなかった。