ドナ・サマー「ミステイクン・アイデンティティー」(1991)

キース・ダイアモンドのプロデュースにより、アトランティックとワーナー・ブラザーズから発売された。
本当に当時の洋楽事情(特にソウル系)には疎いのだけれど、ニュージャックスウィング(NJS)というジャンルが大流行で、このアルバムはそれに全面的に乗っかった作品の模様。
さて、あくまで個人的な感想だが、なんかピーター・ガブリエルの"So"以降を思い起こした。それまで取り入れてきた民族音楽に加え、元々好きだったソウル・ミュージックを取り入れて独自の音楽を確立したのが"So"である。ジェネシス時代からのプログレ・ファンは戸惑いもあったが、世界的には大ヒットしてピーター・ガブリエルの音楽界の地位が確立した。その"So"は1986年、そして NJS の最初のアルバムが1987年なのだ・・・影響があったか?
肝心な売れ行きだが、当時あまたあるNJSのアルバムの中の1枚、という扱いで、結果的にはヒットはしなかったらしい。

シングル曲ではないが、個人的に面白いと思った"Cry of a Waking Heart"を貼る。

 

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