"On the Corner"(1972)Miles Davis

というわけで

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/10/29/074356

ファンク色が強くなったというマイルスの"On the Corner"を購入。しかし「スライ&ザ・ファミリー・ストーンの影響を受けた」という前評判とはだいぶ印象が違った。
さぞやノリのいいファンク・ミュージックなのかと思いきや、だいぶリズムがぎこちない。
これはドラムのせいなのだが、どうもマイルスが叩き方を、きっちりこういう風に叩け、と指示しているふしがある。というのは、いかにもドラマーではない人間が、自分の中にある何かを実現させるために、ドラマーに指示したような叩き方なのだ。
なので、ノリは悪いのだが、逆にミニマル系やクラウ・トロック系の雰囲気があり、メディテーション的な効果を生み出している。これはこれで凄いな。
さて、"Agharta"、"Pangaea"(1975)へは、あと3つのアルバムがあるが、そのうち"Get Up With It"(1970~1974)、"Dark Magus"(1974)は購入するつもり。