スライ&ザ・ファミリー・ストーン「新しい世界」"A Whole New Thing"(1967)(と、マーラー)

始めは、ウッドストックのライブしか知らないのでスタジオ録音を聴いてみたい、という軽い気持ちだったのが、図らずも1枚目から聴くことになったスライ&ザ・ファミリー・ストーンであるが

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/01/04/081905

この1枚目は、ホーンセクション付きの良質なポップ・ソウルではあるものの、このバンドでなくてはならない、という個性や、ロックとの融合によるあの圧倒的なグルーヴは未だない。
ウィキペディアによると、このアルバムは評価はされたがヒットしなかったために、レコード会社から

「もっとポップな曲を」と要求されたため、渋々出したシングルが1968年2月の「Dance to the Music」だった。

とある。そしてこの曲のヒットで一躍スターバンドの仲間入りを果たすわけだが「渋々」というのが本当であるなら、この後のスター街道も不本意だったんだろうか?もしそうなら、後にスライが麻薬に溺れたりとか、コンサートの遅刻、キャンセル騒ぎも、そんな背景があったんだろうか、等と思ったりする。
ちなみに1曲目の「アンダードッグ 」のイントロとエンディングが、以前マーラーの時に書いた、第1交響曲の第3楽章と同様の事をしており

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080621/p1

やはり、短調に転調させている。

ウィキペディアでは

「アンダードッグ」のイントロは「フレール・ジャック」をアレンジしたファンファーレとなっている[

とある。
スライがマーラーを知らなくて、偶然同じように短調にしたのか、マーラーを知っていたので同様に短調にしたのか。
スライは(やはりウィキペディアで)

高校を卒業してから地元のコミュニティカレッジに進み、音楽理論を学ぶ。

とあるので、その時にマーラーを聴いたのかも、なんて想像すると楽しい。

youtu.be