ジャワの宮廷ガムラン1(1971 現地収録)

ちょっと前に、ジャパンの事をつらつら書いていたのだが、解散後に発売されたライブ・アルバム「オイル・オン・キャンヴァス」を買った時に、アナログ1枚目のB面ラストの「歓迎の叫び、祈りの手」を聴いて、これはガムラン音楽を取り入れたもののはずだ、と思ってガムラン音楽のCDを購入したところ、どうも違う、と思った事を思い出した。
「歓迎の叫び、祈りの手」は非常に穏やかなアンビエント系だったが、購入したものは速いテンポの激しい系であった。
「歓迎の叫び、祈りの手」はガムランじゃないんだろうか、ならなんなんだろう、と思ったが、当時はネットもあまり発達していない頃なので調べようもなく、そのままずっと今まで来てしまっていた。
で、最近またジャパンを聴いたので、思い立ってガムランについて調べたところ、なんとガムランはバリ島系とジャワ島系に大きく分かれていて、一般に知られる激しいものはパリ島のガムランであり、より宗教的でメディテーション的なものはジャワ島のガムランである事を今更ながらに知った。
なので「歓迎の叫び、祈りの手」は絶対にジャワ島のガムランだ!と確信して、今回値段の手ごろなものを入手したら、ビンゴだった。あぶなくこういう素晴らしい音楽を知らずにいるところであった。