フランシス・モンクマンのその後 "Sky2"

Sky "Sky2"(1980)

先日紹介した Sky の 2nd である。こちらもダブル・アルバムながらイギリスで大ヒットしたとのこと。
基本的には 1st のスタイルを踏襲しているが、MOR的な曲はよりベタになっているのがちょっと気になる。モンクマンはそこら辺を嫌ってこのアルバムを最後に脱退したようだ。
今回のクラシックのカバーは、17世紀のドイツの作曲家プレトリウス、フランスのバロック時代の作曲家ラモー、そしてヴィヴァルディ、最後にかのバッハのトッカータとフーガニ短調トッカータの部分。
面白いのがカーヴド・エアの"ヴィヴァルディ"もカバーしている。ヴァイオリン部分はたぶんキーボード、中間のソロはギターに替わっているが、ほぼ原曲どおりのアレンジ。モンクマンとダリル・ウェイはカーヴド・エア時代は音楽的対立があった事は有名な話だが、お互いに認め合ってはいたようだ。そうでなければこの曲をとりあげるわけはない。


こちらがバッハのトッカータで、シングルカットされてヒットした模様。

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