ソーニャ・クリスティーナ2枚目のソロ・アルバムである。
タイトルのアシッド・フォークというのは別名サイケデリック・フォークで1960年代のドノバン(この人もちゃんと聴きたいんだが)あたりが代表格。それがいったん衰退した後1990年代に復興運動がおこり、このアルバムのその流れとのこと。
これも1枚目のソロ同様ウィキペディアが無い。クリスティーナのウィキペディアには「批評家から絶賛された」って書いてあるのに・・・
バックを務める TY-LOR はアコースティック・ギターとパーカッション(スティールパンを含む)の兄弟デュオ、The Friends は女性チェリスト、ヴァイオリニスト、ベーシストのトリオで、楽器編成だけでわくわくしてしまう。
カーヴド・エアの 3rd 収録のソーニャのフォーク曲「メリンダ」の再録音、またボーナストラックには 2nd 収録のバック・ストリート・ラヴもある。
それで、一番の感想は彼女の発声というか歌い方で、私は「ライブ」から入ったせいもあるが「ライブ」や上記の「メリンダ」以外の彼女は、なんか本来の歌い方や発声をしていない感じがしてものすごく不自然さを感じていたのだが(それはソロ1枚目も同様)こちらでは実に素直な発声と歌い方になっている。これはいったいどういう事だろう。もしかしたらカーヴド・エア時代は自分の作曲ではないので彼女にとっては若干キーが高いのを無理して歌っていたのかもしれない(ライブだと力んで歌えるから高くても声は出る。自作のフォークなら自分のキーで歌える)
こちらがカーヴド・エア時代の「メリンダ」のライブ映像。
こちらが"Songs from the Acid Folk" の「メリンダ」