スティーヴィー・ワンダー・プレゼンツ・シリータ(1974)

前にも書いたが、ジェフ・ベックは長らくヤードバーズ時代のアルバムと「ライヴ・ワイアー」しか手元になかったが、先日 BBA を買ったのをきっかけに「ブロウ・バイ・ブロウ」と「ワイアード」を入手した。なんといってもリアルタイムで「シーズ・ア・ウーマン」と「哀しみの恋人達」はラジオでよく流れていて懐かしかったからだ。
そうなると「哀しみの恋人達」のカバー元であるシリータも欲しくなった。
以前シリータのアルバムを買おうとしたとき収録されてる「スティーヴィー・ワンダー・プレゼンツ・シリータ」が入手できずにベスト盤を買ったことは書いたが

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080108/p1

久々に調べたら入手できそうなので購入。
ベスト盤にもかなりの曲がこのアルバムから収録されているが、やはり本来の曲順で聴くと大分印象が違う
非常に良質なソウル・ポップアルバムで、曲と曲の間が短い、ラストで3曲目のリプライがある事からもしかしたらビートルズのペパーを意識しているのかも。またB面ラストの数曲は短い曲のたたみかけから始まる組曲形式なのでアビーロードへのオマージュであるかも知れない。歌詞の内容はわからないがトータル・アルバムとして製作されたのかもしれない。
この前のアルバムもスティーヴィー・ワンダー・プロデュースということなので、そっちも欲しくなるな。
というわけでこちらがシリータの「哀しみの恋人達」。

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ジェフ・ベック版の「哀しみの恋人達」は、初めからこういう曲だったとしか思えない名アレンジだなあ。

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