東宝特撮を代表する怪獣と言えば、昔はゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラ、そしてアンギラスであったのだが、実はアンギラス初登場の映画を見たことがなかった(以前ラドンも見たことが無かった話も書いたが)どうしてもガメラ派だったしね。
で、お安いのを見つけて購入。見てみたら予想以上にドラマ部分が面白かった。志村喬も引き続き出てるし。
実は、第1作に出演した河内桃子が同じ役で出ているという事を初めて知って「ゴジラvsデストロイア」(1995)も同時に買っていて先にそちらを見ていたのだが、第1作の設定を引き継いでいるのは面白かったが、ちょっと脚本がしょぼくてがっかりしていたのだが(石野陽子の無駄遣い)やはり昔の映画のほうがしっかりしているのだとつくづく思った。
第1作との対比も面白い。東京と大阪、シリアスと喜劇要素の導入、芹沢の犠牲によるゴジラの死と魚群探査機パイロット小林の犠牲による2代目ゴジラへの死等々。
また、ガメラファンとしてちょっとショックだったのが、対決シーンはあきらかに「ガメラ対バルゴン」の元ネタになっているということ(立ち怪獣対四足歩行怪獣、そして舞台が大阪城)ただしアンギラスは体の大きさに比して動きが素早いということで早回しが使われているが、バルゴンの方は逆にスローモーションにして差別化をはかってはいるが。
ちなみにダンス・ホールのシーンでジャズ歌手役で出演していた星野みよ子は、寡聞にして知らなかったがアメリカでも活躍した歌手だったとか・・・・
というわけで星野みよ子を貼る。最初に出てくるバックの写真は「ゴジラの逆襲」のシーンだと思う。