ビーチ・ボーイズ '69 (ライヴ・イン・ロンドン)


ビーチ・ボーイズについては洋楽コンピに必ず入っている「サーフィン・U.S.A.」「グッド・ヴァイブレーション」だけを聴いて満足していたが、以前書いた聴きそびれ音楽の回収ということで名盤の誉れ高い「ペット・サウンド」と2枚組のベストを買っていたのだが申し訳ないが感想をかくまでには至らなかった。
しかし(このブログではお馴染みの)渋谷陽一の「レコード・ブック」ではビーチ・ボーイズのページは「ペット・サウンド」を差し置いてライヴ・イン・ロンドンが載っているので、こちらも興味があった。以下はレコードブックとウィキペディアからの情報を主に。
この時期ビーチ・ボーイズは本国アメリカでは人気は落ちていたがヨーロッパ、日本での人気は健在(このアルバムもイギリス、日本では1970年に発売されたが、本国では1976年まで発売がなかった)
ビートルズがレコードを再現できないという理由でコンサートをやめたのとは逆に(既にライブからは身を引いていたリーダー、コンポーザーであるブライアン・ウィルソン(先日訃報があったが)が凝りに凝って作ったレコード・サウンドを(ホーンセクションを始めとするサポートメンバーの力を借りつつも)意地になってライブで再現しようという完成度がこのアルバムにはある。
かの「グッド・ヴァイブレーション」を聴いて、これがライブで再現できると普通は思うであろうか。この1曲を聴くためだけにでも買う価値はある。
ちなみにサポート・メンバーのキーボードがのちのキャプテン&テニールのダリル・ドラゴンだというのは興味深い。

アルバム・タイトルは 69 だが実際の録音は68年なので下記のタイトルは68になっている。

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