というわけでウルトラQを全て見終わった。基本的な感想はケムール人の時と同じなのだが意外と大人向けであったのが予想と違った。どうもテレビ局は子供向けを意識したのに製作側が大人向けに作った(もしくは子供向けの作り方がわかっていなかった)らしい。
リアルタイムで見たウルトラマンの本放送の前週に放送された「ウルトラマン前夜祭」もウルトラQの最終回が子供には難解だということで放送中止になり、急遽生放送が企画されたのだ、ということは今回初めて知った。
また、いちいち挙げないが各話のゲストが豪華なのも驚きだった。若林映子が出てきたときはびっくりしたし、若き日の沼田曜一や穂積隆信も嬉しかった。
以前「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」について書いたとき
https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20101030/p1
本来高橋紀子という女優さんが島の娘を演じるはずが急病のため水野久美が代役を務めた事を書いたが、リベンジではないだろうが同様の島の娘を高橋紀子がウルトラQで演じているのが見れてうれしかった。
で、今回の本題は別のところにあって、当時は映像と音声は別撮りがあたりまえで撮影後に映像を見ながら俳優さんが自分のセリフを改めて吹き込んでいたのだが、ウルトラQではまず子役の声があきらかに声優である事が何回かあった。子役なんでセリフ回しに難があったのか、就学中なので吹き込みのスケジュールが合わなかったのか。
そして端役でもあきらかに聞き覚えがある声優さんの声になっているのも何回かあったが、これも子役と同じような事情なんだろう。当時の慣習なんだろうがクレジットは一切ないので何の証拠も無く全くの私の思い込みかも知れないが、内海賢二さんの声だけは自信がある(笑)