高橋克彦さんの「だましゑ歌麿」再読

大河ドラマ「べらぼう」もいずれ寛政の改革が出てくるであろう、ということで高橋克彦さんの「だましゑ歌麿」を思い出して読み直した。

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20070108/p1

タイトルにある歌麿は勿論、蔦屋重三郎も喜三二(尾美としのり)も山東京伝(古川雄大)も鬼平も出てくる。残念ながら恋川春町岡山天音)は亡くなっているがそこらへんこれからドラマでも出てくると思うのであまり触れない。
再読して面白かったのが(勿論ストーリーはめちゃくちゃ面白いのだけれど)田沼意次、佐竹義敦(秋田蘭画の祖)そして喜三二(秋田藩士、平沢常富)蔦屋重三郎の繋がりの話で(これは高橋さんの推理だろうと思うが)そのつながりで蔦屋の隆盛の背後に佐竹藩の援助があった、とか寛政の改革での佐竹義敦の内部暗殺、そしてなぜ蔦重は他の版元より執拗に改革に逆らったのか、の理由付けとかにつながるのがさすがだと思う。
また、余談だが葛飾は江戸ではない、という文をたぶん前回はスルーしてたのだと思うがびっくりした。なんとなく東京23区は江戸かと思っていたが葛飾あたりは当時は武蔵国で江戸ではなかったのだ。
ちなみに手元にはシリーズの4作目(京伝怪異伝をシリーズ外とした場合)まであるが調べたら5、6作も出ていた(汗)これは買わねば。