なんか突然、エドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」が読みたくなり、その後また腰を落ち着けてポーを読もうかなと思いつつ、あまり内容を覚えていない「ウィリアム・ウィルソン」を読み始めたのだが、冒頭に「エラ・ガバラス」という聞き覚えの無い名前が出てきた。
調べたら3世紀初頭のローマ皇帝ヘリオガバルスの別名で寡聞にして知らなかったがかのネロやカリギュラも真っ青なとんでも少年皇帝であった。(興味のある方はウィキペディアで調べてください)
よく知りたいと思ったが、アントナン・アルトー、ジャン・ジュネによる小説はあったが小説が読みたいわけではなかった。それでも図書館で借りてきたアルトーの「
ヘリオガバルス: あるいは戴冠せるアナーキスト」には付録的な翻訳者が別雑誌に載せたという小文「シリアの公女たち」が非常にためになった。
あと澁澤龍彦の「異端の肖像」の中で「デカダンの少年皇帝」というタイトルでヘリオガバルスについて書いているというのでこれも読むつもり。たぶん始めて買う澁澤龍彦だとおもうが、我が家にこれまで澁澤龍彦がなかったというのも本人が言うのも変だが不思議な話だ。
で、なにが言いたいかというとネロやカリギュラほど日本で知られているんだろうか、ということ。近年は彼の女性開放政策や貧困層への救済、また本人も女装し男性と結婚する等ジェンダー的な意味でもいろいろな再評価の気運があるということで、マンガにでもしたら絶対に面白いと思うのだが・・・・・・