私は解説を先に読む癖があるのだが、先日ちらっと書いた「かなしき女王」の解説を先に読んでいろいろとびっくりした。タイトルはその中の章名から。
翻訳者の松村みね子(本名片山廣子)は当時歌人として、またアイルランド文芸の優れた翻訳者として高名であった。(マクラウドはスコットランドだが)ということで当時の文壇の様子が書かれているのだが、寡聞ながら知らなかったのが、当時の日本の文壇がどれだけアイルランド文芸の影響を受け、また交流もあったのかということ。
すべては挙げられないが、例えば菊池寛がアイルランド文芸の影響を受けて書いた戯曲の英訳がアイルランドで好評で、かのイエイツの劇団で上演されたとか!
また、ケルト神話や民話の再話によるケルト復興運動が、芥川龍之介の王朝もののきっかけになったとか!し、知らなかった・・・・
正直、今昔物語集や日本霊異記に題材を得た王朝ものって、アイデアの枯渇なんじゃないの?等と失礼な事を思っていたのだが、そういうことではなかったのだった・・・(汗)
しかし、これで菊池寛も読まねばならんではないかっ。