ブルックナー 交響曲第9番

チェリビダッケ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1995)
以前私は、ブル9は、他のブルックナーと違い水晶の音楽である、と書いた。(こちら
真の意味でこれを具現化しているのは、テンポの違いはあるもののシューリヒトとチェリビダッケ、そして1段下がるがレーグナーだと言える。
やはりテンポの遅さは、私にとっては減点だが、それでもそれがこの演奏の価値を下げるものではない(勿論、この遅さこそがいいのだ、という意見も充分分かる)
相変わらず、遅さに関わらずあっという間に終わってしまい、もう一度聴きたくなるのもシューリヒトと共通している。

ブラームス 大学祝典序曲

クナッパーツブッシュ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1957)
娘が課題で弾いている曲が、学生時代ラジオの何かの講座のテーマ曲似てるなあ、と思ってネットでなんとか調べたところ、この曲だったことが判明した。正確には「大学受験ラジオ講座」だったようだ。
で、嫌いなブラームスだが家にあったっけなあ、と調べたらなんとクナの演奏があった(笑)
アナログ時代、クナのオーケストラ作品の演奏が2枚ほどオフィシャルで出ていた。怪演で有名な「バーデン娘」や「くるみ割り人形シューベルトの「軍隊行進曲」が収録されている方を愛聴していたが、CDになってそれが1枚物ととして「舞踏への勧誘」と言うタイトルで出された時「バーデン娘」はのこったものの「くるみ割り人形」は落とされてしまった。それもで「バーデン娘」を聴きたくて買ったものの、ブラームス嫌いだからはなから収録されている「大学祝典序曲」を聴きもせず、それどころか収録されていた事まで忘れていた、というわけだ(爆)