マンガ

やなせたかし「アンパンマンの遺書」と手塚治虫

図書館で見かけて朝ドラも見ているので借りてしまう。いろいろと勉強になったが手塚治虫についてびっくりしたことがあった。私の世代にとっては手塚治虫の「新宝島」と言えば少年漫画に新しい道を開いたエポックメーキング的な名作だ、ということは少年漫画…

清野とおる氏が八戸へ!

かつて夫婦で愛読していた「東京都北区赤羽」等の作者清野とおる氏が八戸に来たという漫画が載っているということで、そのためだけに普段は絶対買わない男性ファッション誌を買った(京佳お嬢様と奥田執事のためだけに漫画誌を買ったのと同じだ)清野さん、…

当地の雑誌発売日事情と「京佳お嬢様と奥田執事」

当地では流通の関係で雑誌は1日遅れで発売が当たり前であった。セブン・イレブンが無いと嘆いていたのがつい昨日のようだ。それでも、以前よりは当日発売が増えてきたので「京佳お嬢様と奥田執事」の漫画化が載っているという雑誌を当地では大きい書店に買…

リック・デリンジャーからフランソワ・マッカンダルまで(とハイチの歴史)

昨日の記事を書いてから、そもそも「フーチー・クー」って何だろうと思った。ロックによくある、意味はないがのりが良い造語かしらと若い頃はなんとなく思っていたが、実はマディ・ウォーターズのブルース「フーチー・クーチー・マン」の「フーチー・クーチ…

某有名漫画の元ネタが、アーサー・C・クラーク?

という説をネットで見て愕然とした。これは盲点だった。勿論真偽のほどは定かではないがSFファンとしては気づいてしかるべきだった。主人公の名前 アルヴィンがエルヴィンとアルミンに分解されている、となるともう決定的ではないのか?

訃報 ささやななえこ

こんな歳になってくると大概の訃報にはおどろかないが、これはきつい。1970年代の「りぼん」に書いていた漫画家はやはり思い入れがある(当時は「ささやななえ」)近年のホラー作品も何作か所有している。ご冥福をお祈りします。 余談だが、彼女が横溝正史の…

藩札と切手

昨夜のテレビで無くなった祖母の遺品の正体が知りたい、という事をやっていて、これは藩札では?と思ったらビンゴだった。思えば藩札というものを知ったのは、白戸三平の「カムイ伝」であった。その後、赤穂事件で浅野藩取り潰しの際、紙きれ同然となる藩札…

月岡芳年(浮世絵とおせん)

松本清張の「内なる線影」(「巨人の磯」収録)を読んでいたら、主人公がヒッピー風の画家からもらった絵を「ムンクと大蘇芳年とを足して二で割ったような趣」と評しているのを見て「大蘇芳年って誰?」と思ったら、月岡芳年の事で、大蘇芳年は晩年の雅号で…

「おせん」の事を思い出していたら

今回の騒動で「おせん」の事を思い出していたのだが hakuasin.hatenablog.com まさか、こんな事になるとは・・・・・ご冥福をお祈りします。

ゾロアスター教 清原なつの 水取り(修二会)

以前からゾロアスター教について調べたいと思っていたのだが、やっと何冊か本を読んだりしていた。指揮者のズービン・メータや、クイーンのフレディ・マーキュリーがパールシー(イスラムの圧迫を逃れて、ペルシアからインドに渡ったゾロアスター教徒)出身…

土田よしこ逝去

ご冥福をお祈りします。そして、出来れば「ぼんぼりボンボン」の復刻を! hakuasin.hatenablog.com

藤子・F・不二雄「ノスタル爺」の話

藤子・F・不二雄SF短編ドラマがめでたく地上波でも放送されだした。それにつけても思うのが「ノスタル爺」は映像化されないんだろうか、ということ。あまたある藤子・F・不二雄SF短編の傑作の中でも、最高のうちの一つではないかと思うんだが。

昨夜の「午前0時の森」の「マニアックな名作漫画」

昨夜の「午前0時の森」は「マニアックな名作漫画」がテーマであったが、萩尾望都、諸星大二郎、山岸凉子等が、こういう紹介のされかたをされねばならない時代になったのだ、とちょっと呆然とする。ちなみに、弓月光は「りぼん」時代が懐かしい。

松本零士の「ニーベルングの指環」

松本零士の訃報で気がついた。松本版SF「ニーベルングの指環」はとうとう未完のままになってしまったことを・・・ https://hakuasin.hatenablog.com/entries/2013/06/05

訃報 高見知佳

先日の御厨さと美の訃報もショックだったが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20100713/p1 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20101002/p1 やはり年下の高見知佳の訃報はショックである。 「ミスティー・ブルー」は名曲だし、名歌唱だと思う。も…

とみ新蔵の「源氏物語」

昨夜のテレビで「源氏物語」の話題になった時に、漫画化されたものがいくつが画面に映ったのだが、これは絶対見覚えがある、と思った絵柄があった。それはとみ新蔵という漫画家なのだが、本来劇画タッチの剣豪ものとかが得意な人で、個人的には(剣豪もので…

「新作能 紅天女の世界」(2006)氷川 まりこ(監修 美内すずえ)

先日の、美内すずえの漫画以外の本、の流れで、 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/05/02/060016 例えは悪いが「毒を食らわば~」の乗りで買ってしまう。何より「「ガラスの仮面」の舞台裏」の梅若六郎との対談の最後に「「新作能 紅天女の世界」…

美内すずえの本2種

「ガラスの仮面」の舞台裏(2016)美内すずえ 「謎のサルタヒコ」を読んだのをきっかけに https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/03/28/120206 美内すずえの漫画以外の本を調べていてみつけた。長い「ガラスの仮面」の歴史上で、例えば舞台化とか、ド…

マイクル・ムアコック「野獣の都」(と松本零士)

マイクル・ムアコックの「野獣の都」は、たぶん出版当初に本屋で見かけて、松本零士のカバー絵とイラストに魅かれて買った記憶がある。当時中学生の身にしてみれば、かなり刺激的であった。何年か前に、懐かしくなって通販サイトで購入したら、サイトでは松…

「謎のサルタヒコ」鎌田東二 編著(1997)(と美内すずえ)

古本屋で見つけた。まず鎌田東二の名前に見覚えがあったこと。 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/12/30/063106 そして、ぱらぱらと内容を見てみると、サルタヒコについてのフォーラムの内容(講演、パネルデスカッション)座談会、さまざまな人の…

山下和仁版 展覧会の絵(山岸凉子の「アラベスク」)

日本の留学生がウクライナの為に「展覧会の絵」の「キエフの大門」のクラシック・ギターバージョンをネットにあげた、という話題を見た。私の耳が正しければ、これは山下和仁版であると思われる。 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20060317/p1 この名…

今更ながらの山岸凉子とケルト

山岸凉子「パニュキス」という作品が久々に読みたくなった。所有しているのは文春文庫版の「シュリンクス・パーン」に収録されているものだ。なので、表題作である「シュリンクス・パーン」も読み返した。この作品は以前書いた https://hakuasin.hatenablog.…

諸星大二郎 デビュー50周年記念 トリビュート(2021)

先日大友克洋の「童夢」を書店で購入した話を書いたが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/02/11/060046 その時、この本も見つけてしまった(汗)昨年発売だがまったく知らなかった。さすがに、漫画に強い書店である。とにかく執筆陣が豪華で(って…

大友克洋「童夢」

大友克洋の「童夢」については以前ちらっと触れた。 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080811/p2 この作品を読んだのが、雑誌掲載時だったか単行本化したものだったかはもう記憶に無いのだが、いざまた読もうと思っても絶版状態、ネット時代になって…

さいとう・たかをの「バロム・1」

さいとう・たかをが亡くなられた。こんなツイートがあったが ゴルゴ13よりバロム1のほうが思い入れがあるというこの話好きでした。偉大な漫画家がまたひとり旅立たれてしまった。 pic.twitter.com/ve2O9SS0uP — ちくまコロ助 (@tikuma50) 2021年9月29日 モン…

能町みね子さんが青森に「プチ移住」

以前「オカマだけどOLやってます。」を読まさせていただいた能町みね子さんが青森に「プチ移住」というニュースがあった。いつか、八戸、南部地方にも足をのばして欲しい。 www.marugotoaomori.jp

訃報 佐伯かよの

69歳はまだ早いなあ・・・・ https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20081025/p3

みなもと太郎 逝去

漫画家のみなもと太郎死が亡くなった。ギャグとシリアスとエロを融合させた「ホモホモ7」は少年心にも衝撃的だった。冥福をお祈りします。

さいとうたかを「デビルキング」の話

「ゴルゴ13」がギネス認定されたというニュースがあったが、私の子供の頃は、さいとうたかをはけっこう少年誌に書いており、特撮の「超人バロム・1」の原作を書いたりしていた。(原作では変身後も人間の顔だったが、実写化では思いっきりマスクになってたの…

ブッダと女の物語 水野英子 原作:瀬戸内寂聴

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