大友克洋「童夢」

大友克洋の「童夢」については以前ちらっと触れた。

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080811/p2

この作品を読んだのが、雑誌掲載時だったか単行本化したものだったかはもう記憶に無いのだが、いざまた読もうと思っても絶版状態、ネット時代になっても高値が続いて手元に無い時代が続いていた。
本年「OTOMO THE COMPLETE WORKS」の第8巻という形で出版されたのだが、いやらしいもので、そうなると旧版の値が下がるのでは?と下卑た事を考えてしまった(シューリヒト指揮のモーツァルトがそうだったので)しかし、下がらない。いや、下がったのかもしれないが新刊とほぼ同じ値段である。
それならばもう新刊を買おう、と当地でも漫画が豊富な書店に行ってみたらあったので買ってしまった。
読み始めると、最初は記憶に無かったがだんだんと思い出してくるものだが、こんなに恐ろしい作品だったのだ、と改めてびっくりする。
当時、読者のみならず、同業者への影響も凄かったらしい。
江口寿史が「ストップひばりくん」でパロった、壁に押し付けられるシーン(押し付けられたおじさんが「ど・・・お・・・むぅぅ」と言っている)はリアルタイムで見てて、驚きながら喜んだ記憶がある。(江口寿史 童夢で検索すると出てきます)

あとは「宇宙パトロールシゲマ」が収録されているやつが出たら買うかな。