Pomme "Les failles"(2019)

1st は、オーソドックス感が強いと書いたが、こちらはいい意味で聴衆をそっけなく突き放すような、彼女の独自性が確立している。
例えば、起承転結の「承」で終わってしまい、聴き手がぽつんと取り残されるような曲が何曲かあるが、それが全く不快ではなく、心地よい余韻が残る。これはいい。聴き終わって、すぐまた聴きなおしてしまった。
特筆すべきはボーナス・トラック(と思う)の3曲のうちの1曲目で、直前の通常の終曲が、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンを思わせる、アカペラのヴォカリーズで、これも凄いのだけれど、その流れに沿ったかのような(楽器は加わるが)やはりヴォカリーズで、8分にせまる大曲で、これはもうプログレである。
先日貼り付けた"les oiseaux"がこのアルバムからのものだったので、

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/10/12/120338

今回はあえてボーナス・トラックのほうを貼る。っていうか、このMVも意味深だな。

youtu.be

 

 

 

Pomme "A peu pres"(2017)

以前、Pomme の1st、2nd のセットが海外発送と書いたが

hakuasin.hatenablog.com

先日やっと届いた。1か月近くかかった事になる(汗)
この1st は、フレンチ・ポップス、フレンチ・フォーク、そしてシャンソン風と、多分 Pomme の基本形が既に完成している。しかし、3rd のある意味プログレ的なヒーリング系の世界はまだ見えない。いい意味でも悪い意味でも、オーソドックス感が強いのが物足りないと言えばものたりないが、声の魅力は圧倒的。
ダイナミックなシャンソン風の曲。

youtu.be

 

 

 

 

オーネット・コールマン「フリー・ジャズ」(1961)

ブログでは採り上げでいなかったが、以前、ジョン・コルトレーンにはまった時、フリー・ジャズの先輩格として、オーネット・コールマンも何枚か購入していた。
それがこの「フリー・ジャズ」と、いわゆるゴールデン・サークル・ライブ2枚であった。
久々に聴いてみたのだが、ダブル・カルテット編成で左右のチャンネルに分かれている、って発想は、1990年代の、キング・クリムゾンのダブル・トリオ編成の先駆けだったと、今更ながらに気づいた。
っていうか、ベースがビル・エヴァンス・トリオの早世の天才、スコット・ラファロではないか!ビル・エヴァンス・トリオに在籍時の参加なんだなあ。なんか感慨深い。