マタチッチのブルックナー

ブルックナーの個人的な総括 交響曲第9番

これで一段落(笑) 私は以前「第9は、すべてが昇華された無機質の世界、あたかも水晶の様な、真の天上の音楽」と書いた(こちら) それが基準なのでどうしてもベストは シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1961) となる。 ベスト第2…

ブルックナーの個人的な総括 交響曲第8番

ブルックナー 交響曲第8番の第1稿以外という条件でのブル8のベストは、まずはなんといってもクナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1963)となる。ただし条件付(こちらとこちらとこちら)どれだけの種類のブルックナーの音源…

ブルックナー 交響曲第7番の個人的な総括

ベスト1は決められず、ベスト1グループということでやはり マタチッチ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1967)(こちら) シューリヒト指揮 ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団(1964)(こちら) あと朝比奈さんだが、僅差で 東京交響楽団(1980)…

ブルックナー 交響曲第5番の総括

ブルックナーの個人的なベストと今まで書いてきたが、ベストというにはあまりにも数を挙げ過ぎるので、個人的総括という事で。 今回なるべく聴きなおしをしたが、思い知らされたのが、シューリヒトとクナッパーツブッシュの素晴らしさである。 彼らを除くと…

ブルックナー 交響曲第8番

マタチッチ指揮 プラハ放送交響楽団(1967) マタチッチのブル8はN響との演奏が有名であるが、3,4楽章が激しすぎで、個人的にはクナや朝比奈さんよりは下におかざるを得ないのだが、ほとんど情報が無いながらも、当盤がN響とはまったく違うアプローチ…

ブルックナー 交響曲第9番

マタチッチ指揮 ウィーン交響楽団(1983) 店頭で廉価だったのであわてて購入。 解説ではチェコ・フィル盤(1980)より音がいいとあるが首をかしげざるを得ない。放送用の録音だが、全体に抜けが悪く、マイクの位置のせいなのか、許容量を超えてしまってかえ…

ブルックナー 交響曲第3番

マタチッチ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1983) 1983年7月23日アルバートホールにおけるライブのBBC放送用音源である。 クレジットには1887年版とあるので、いわゆるノヴァーク2版にあたる。 冒頭の低弦が地響きのように鳴り渡るところから、もうまさ…

ブルックナー 序曲ト短調

マタチッチ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1956) 「ロマンティック」のカップリングとして収録されていたが、こちらはステレオ、しかし若干のノイズあり。 さすがに演奏もオケも朝比奈盤より上である。しかし、例えば主部のテーマが、直後のフォルティッシ…

ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」改訂版

マタチッチ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1955) マタチッチの「ロマンティック」が残っていたとは知らなかった。それもかのクナの「ロマンティック」と同年で、しかも同じく改訂版でありモノであるのも一緒。(ただし、お得意のマタチッチ改訂もあるよう…

ブルックナー ミサ曲第3番ヘ短調 チェリビダッケ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1990) ブルックナー 交響曲第9番 マタチッチ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1980)

ブルックナー 交響曲第9番

ロヴロ・フォン・マタチッチ NHK交響楽団(1968) 昨年末に、マタチッチとN響の発掘音源シリーズが出ていたことを知らず、慌てて店頭にて購入。 オリジナル・テープの老朽化から、音の抜けが悪い、音ゆれ(テープがのびたか)がある等の不備がある。 ま…

ブルックナー 交響曲第8番 クナッパーツブッシュ指揮 バイエルン国立管弦楽団(1955)改訂版 マタチッチ指揮 NHK交響楽団(1984)

ブルックナー 交響曲第5番

マタチッチ チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1970) 先日チラッと書いた(こちら)マタチッチのブル5のオフィシャル盤が、知らないうちにえらい廉価盤で出ていた(汗) 基本的解釈は1967年盤と変わらないが、さすがにオフィシャル盤だけあって完成度は高…

ブルックナー 交響曲第7番

マタチッチ指揮 スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団(1984) マタチッチの最晩年のブル7である。実は、かなり前に購入してはいたのだが、最初の1,2分を聴いた時点で、必ず「チェコ・フィル盤はどうだったけ」と思い、そのままチェコ・フィル盤を聴…

ブルックナー 交響曲第5番

マタチッチ NHK交響楽団(1967) マタチッチのブル5はアナログ時代を含めて初めてである。聴きたいと思ったときには入手不可だったりしたためである(チェコ・フィル盤)タワレコに行ったらN馨とのライブが発売されたばかりということですかさず購入。 …

ブルックナー 交響曲第9番

マタチッチ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1980) 久々に聴く。やはり第1楽章はテンポの変化が気になる。第3楽章は悠然とした天上の音楽。例のヴィオラ(こちら)もあって、名演だ。

ブルックナー 交響曲第7番

マタチッチ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1967) 世に言う(一部か?)3大ブル7の一角マタチッチも久しぶりだ。冒頭からもう他とは1ランク違う響きで、ああそうだ、ブルックナーはこうだった、と思わせる。40小節前の金管のクレッシェンドの…