SF
第1作では前回も書いた謎の影の支配者である神官王に強制定期に地球から惑星ゴルに連れて来れれた主人公は大活躍の末に自分の属する都市(ゴルでいうところの国家)を守り愛する人と結婚するという大団円直後に再び神官王に強制的に地球へ戻される。そして…
最近、アーシュラ・K・ル・グウィンのフェミニズム系、ジェンダー系の物語をずっと読んでいて思い出したのが以前ちょっと触れたジョン・ノーマンの「反地球シリーズ」で、男尊女卑SFってどんなんだろうという文学的興味から読んでみたくなった。 https://…
先日、アーシュラ・K・ル・グウィンの短編集「世界の誕生日」を全部読んでから感想を書こうと思ったが1作目がすごかったので感想を書いた、と書いたのだが、2作目もすごかったのでまた書く(この調子だと全作について書かねばならんのか)この作品も「ハ…
以前古本屋で発見したアーシュラ・K・ル・グウィンの短編集「世界の誕生日」を、ル・グウィンが亡くなったのをきっかけに読もうかな、という話を書いたのだが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2018/01/25/050237 結局読まなかった。私の場合読もうと…
ゲド戦記最新刊に収録されている未訳だった短編2本のうちのひとつである。全体の流れはR・シュトラウスがオペラにもしたギリシャ悲劇「エレクトラ」の復習譚を思わせるが、ミソになるのが復讐をとげたヒロインが当然手にしてもいいだろう物質的現象的な地…
先日アーシュラ・K・ル・グウィン関連からヴァージニア・ウルフの話を書いたが、ル・グウィンは絶対に他でもヴァージニア・ウルフについて書いているに違いない、と思って調べたらあった。エッセイ集「夜の言葉」に収録されている「SFとミセス・ブラウン」…
先日の「ゲド戦記」の最新刊の序文やエッセイにヴァージニア・ウルフの名前が何回か出てくる。当時彼女は女性であるという理由で大学へ行けなかった、という話である。寡聞ながらヴァージニア・ウルフといえば「ヴァージニア・ウルフなんか怖くない」という…
まさか、アースシー・シリーズの新刊が出とは望外の幸せである。ル・グウィンファンは皆さぞかし泣いて喜んでいる事であろう。内容は 初訳の序文(後述)初訳の短編2本既訳のエッセイ3本(「夜の言葉」で訳出済み)初訳のエッセイ1本 の日本独自編集であ…
というわけで https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2025/01/28/120335 レオン・ラッセルのベスト・アルバムを聴いてびっくりしたことがいくつかあった。まず、かの名曲「スーパー・スター」が収録されていないこと。つまりは(これは知り合いに聞いても同…
という説をネットで見て愕然とした。これは盲点だった。勿論真偽のほどは定かではないがSFファンとしては気づいてしかるべきだった。主人公の名前 アルヴィンがエルヴィンとアルミンに分解されている、となるともう決定的ではないのか?
インスタでどうみてもスター・トレックのバルカン人の髪型をした女性の映像が流れてきて、気になって調べたらスージー・プラクソンという女優さんで、バルカン人の医師ドクター・セラーという役であった。スター・トレックでは、184cmの身長を生かしてなのか…
藤子・F・不二雄SF短編ドラマがめでたく地上波でも放送されだした。それにつけても思うのが「ノスタル爺」は映像化されないんだろうか、ということ。あまたある藤子・F・不二雄SF短編の傑作の中でも、最高のうちの一つではないかと思うんだが。
マイクル・ムアコックの「野獣の都」は、たぶん出版当初に本屋で見かけて、松本零士のカバー絵とイラストに魅かれて買った記憶がある。当時中学生の身にしてみれば、かなり刺激的であった。何年か前に、懐かしくなって通販サイトで購入したら、サイトでは松…
以前、新訂版コナン全集の最終巻がなかなか出ないな、という記事を書いたのだが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20120109/1326067669 その後、最終巻が発売されたのを気づかずに、気づいた時には既に高値が付いた状態だった(汗)最近、久々に調べた…
知らなかった・・・・いや、昔から日本で読まれていたスタニスワフ・レムの「ソラリス」(邦題「ソラリスの陽のもとに」)が、ポーランド語からロシア語に翻訳されたものからの邦訳である事は知っていたが。なんと、そのオリジナルのポーランド語からの邦訳…
スペインで「ハロウィンの日に生首を持ち歩いて子供に見せた」というニュースがあり、そのコメント欄に「ブラッドベリの「十月のゲーム」だ!」というのがあり「え?ブラッドベリの「十月のゲーム」?」と思った。ブラッドベリは創元とハヤカワで(収録作品…
最近、古本屋とかシンクロニシティの話ばかりで恐縮であるが、今回もそんな話。古本屋で五島勉の「H.G.ウェルズの予言された未来の記録」という本を見つけて、五島勉の著作はけっこう把握していたはずなのにまったく知らない本だったので買ってしまった。帰…
古本屋に行って、あまり行かないコーナーへいったら、古いSFマガジンがごっそりあった。昔から置いてあったんだろうか、さっぱり覚えがない。それでも、おお!凄いなあと思いながら眺めていて、思い出したのがクリフォード・D・シマックである。以前どこ…
フレドリック・ブラウンについては何回か書いてきているが、少年時代(1970年代前半)は、レイ・ブラッドベリや筒井康隆(アフリカの爆弾、にぎやかな未来等の時代)と並んで本当に大好きなSF作家であった。何年か前に、懐かしくなって当時持っていた文庫…
昨日、「DUNE/デューン 砂の惑星」(2020)の予告編でモヒアム教母がポウルの首筋にあてるのが長い針なのが違和感と書いたが http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/09/11/074138 ちゃんと調べてみたら、日本語版の用語解説では ゴム・ジャバール:メタ…
あくまで個人的な意見であるが、微妙なところ。貴族的高貴さをもったイケメンのポウルはまあいいとして、他の配役がイメージがしっくりこない。「未来惑星ザルドス」「愛の嵐」のシャーロット・ランプリングのモヒアム教母は楽しみだったが、予告編では黒い…
サミュエル・R・ディレイニーの中短編集「プリズマティカ」と収録作の「エンパイア・スター」については以前書いた。 http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20090316/p1 http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2013/08/24/053444 この「プリズマティカ」は…
X-Men の最初の三部作については、もう10年以上前に感想を書いている。その後、「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」と、大好きなジェームズ・マカヴォイの出演した「ファースト・ジェネレーション」はテレビで見た。ウルヴァリンの秘密とX-Men誕生までを描き終わっ…
以前、「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」のジェナ姫、オリヴィア・ダボが「スタートレック」に出ている、という話を書いたのだが http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/07/13/060115 そのエピソードが「True Q」で「Q」という高次元生命体…
見たいドラマや映画のレンタルDVDをせっせと焼く作業に辟易した奥さんがとうとう某VODと契約、棚ボタで以前書いた「宇宙大作戦」の「タイムマシンの危機」 http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/02/20/044355 http://hakuasin.hatenablog.com/en…
偶然知ったのだが「人類補完機構」シリーズとアニメ「けものフレンズ」の関連について、けっこう書かれていることを知ったが、言われてみればなるほど!目から鱗であった。以前こんなことを書いたが http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/06/27/045956…
先日、アシモフのついでに名前が挙がったシマックであるが、連作短編集「都市」の各短編の雑誌発表時期が気になった。「中継ステーション」はウィキペディアがあるが「都市」は無いので海外ウィキペディアで調べた。連作短編集としての出版は1952年で、その…
「漫画なんて幼稚だ、とバカにしていたアメリカ人の友人が涙を流すほど日本の漫画にはまった」みたいな内容の話題があり、その漫画が「火の鳥:鳳凰編」と言うことで、調べてみた。子供のころから知っているものというのは、なかなか改めて調べる気にはなら…
先日「アシモフのSF短編集をすべて読み返したくなった」と書いたのだが、アシモフの翻訳された短編集は以下のとおり。(ウィキペディアより) 1950年 - I, Robot (『われはロボット』)1955年 - The Martian Way and Other Stories (『火星人の方法』)1…
古本屋で「空飛ぶ円盤」というド直球なタイトルと、インディアン(?)の少女が振り返っている絵が気になって買ってしまった。2巻もあったので同時に購入。寡聞ながらラリー・マドックは初耳の作家。日本ではほとんど情報が無い。海外ウィキペディアでアメリ…