2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ラフマニノフ 交響曲第1番

ラフマニノフ 交響曲第1番パヴェウ・プシトツキ指揮 フィルハーモニー・グダニスクラフマニノフ・コレクションからの1枚。パヴェウ・プシトツキは、1958年生まれのポーランドの指揮者なので、録音もそんなに古くないはず。さて、ラフマニノフ22歳時の意…

ジョン・ディクスン・カー「死者はよみがえる」

ジョン・ディクスン・カー「死者はよみがえる」意外な犯人という点ではトップクラスであろう。絵に書いたような「裏の裏をかく」手法。しかし、読者の大半が、この人物を犯人から除外したであろう「物理的な要因」を覆す「真相」が、あまりにも「後出しじゃ…

ラフマニノフ 歌劇「アレコ」

ラフマニノフ 歌劇「アレコ」ゴロワノフ指揮 ボリショイ劇場管弦楽団(1951年)コフマン指揮 ドネツク・フィルハーモニー管弦楽団ゴロワノフ指揮はラフマニノフBOX、コフマン指揮は、ラフマニノフ・コレクションから。ラフマニノフ・コレクションは指揮者…

カーター・ディクスン「孔雀の羽根」

カーター・ディクスン「孔雀の羽根」いわゆる密室ものを始めとする不可能犯罪は、読んでいる最中は、いったいどうやって?という興味でずんずん読みすすめるものであるが、真相を知る段階で拍子抜けをするものである。「密室殺人」といいながらも、犯人、被…

娘の成長

娘の成長本日は娘の誕生日である。背も伸びたし、だんだん大人になってきているのだな、とは思っていた。ところが、娘が奥さんに口止めしていたらしいが、実は去年の秋ぐらいから「彼氏」ができたらしい。中学1年であれば、まだまだ恋に恋する年頃なので、…

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第1番

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第1番サージェント指揮 フィルハーモニア管弦楽団 モイセイヴィチ(p)(1948年)オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 ラフマニノフ(p)(1939/40年)ラフマニノフ制覇の最初は、モスクワ音楽院ピアノ科卒業後(作曲科在…

「サウンド・オブ・ミュージック」のメイキング

「サウンド・オブ・ミュージック」のメイキング以前、マリア・フォン・トラップの学習漫画の事を書いたがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2012/04/01トラップ一家のドキュメント映像もどこかで見た記憶がある。先日の「メリー・ポピンズ」つながりht…

ラフマニノフのBOX

ラフマニノフのBOXたまたまであるが、ラフマニノフの超廉価のBOXを見つけてしまった。10CDで1,300円弱である。モノラルの古い録音が多いせいだろうが、個人的にはそちらの方がうれしい。特にルービンシュタイン&フリッツ・ライナーの組み合わせや…

コナン・ドイル「ラッフルズ・ホーの奇蹟―ドイル傑作集5」

コナン・ドイル「ラッフルズ・ホーの奇蹟―ドイル傑作集5」コナン・ドイルは「失われた世界」で後世のSFに多大な影響を残した。そのドイル作品のSF的作品(当時は科学ロマンスと呼ばれていたらしい)とサスペンス的作品が収められている。表題作が中編で…

ボロディンのピアノ曲と歌曲

ボロディンのピアノ曲ボロディンのピアノ曲も気持ちのいい曲ばかり。透徹性と抒情性が、ちょうどよいバランスで心をいやしてくれる。以下にBOX収録曲を挙げる。最後の曲はラヴェルの曲。以前「ドビュッシーやラヴェルといったフランスの作曲家にも影響を…

コナン・ドイル「陸の海賊―ドイル傑作集4」

コナン・ドイル「陸の海賊―ドイル傑作集4」こちらは「冒険・スポーツ・歴史篇」と銘打たれている。今までのようにミステリーや怪奇ではないので、個人的にはどうかな、と思ったが、思いのほか面白い。(ボクサーの幽霊譚まであった(笑))しかし、考えてみ…

ボロディンBOXの残りの室内楽

ボロディンBOXの残りの室内楽ボロディンBOXの残りの室内楽も、感想は弦楽四重奏と基本的にいっしょなので、以下に曲目と演奏者を列挙するにとどめる。 スペイン風セレナード ニ短調モスクワ弦楽四重奏団(1995) ピアノ五重奏曲ハ短調アレクサンドル・…

二日連続の雪かき

二日連続の雪かき 昨日は家周り、本日は会社の駐車場。もう体がもちません(笑) 特に本日は社員総出で午前中いっぱいかかりました(ため息) 写真は、2時間ぐらいけいかして、まだまだ半分残っている、とうんざりして1枚。

「太陽の王子 ホルスの大冒険」

「太陽の王子 ホルスの大冒険」高畑勲さんという人は、どうしても宮崎駿さんのの影に隠れがちなのだけれど狼少年ケン太陽の王子 ホルスの大冒険ルパン三世(第1シリーズ)アルプスの少女ハイジ母をたずねて三千里等々、子供のころから感動したアニメの演出…

シン・リジィについて

シン・リジィについてシン・リジィというハード・ロックバンドは、名前は知っているし、もしかしたら何かの曲を聴いたことがあったかもしれない。しかし(こんな事を言ってはなんだが)リーダーかつベース&ボーカリストのフィル・ライノット(昔はフィル・…

メリー・ポピンズ・メイキング

メリー・ポピンズ・メイキング原作を読む前にDVDのスペシャル・エディションで映画版を再購入してしまった。で、特典映像のメイキングを見る。興味深かったのが、例の「原作のトラバースが映画化を渋った」「映画化決定後も(それが映画化の条件だったが…

コナン・ドイル「クルンバーの謎―ドイル傑作集3」

コナン・ドイル「クルンバーの謎―ドイル傑作集3」これまでも1巻の「ジェレミー伯父の家」等、東洋にからむドイル作品はあったが、これは特に東洋関連の作品を集めたもの(1作のみケルト)ほとんと長編と言っていい「クルンバーの謎」が過半数のページを占…

ボロディンの弦楽四重奏曲

ボロディン 弦楽四重奏曲第1番イ長調ボロディン 弦楽四重奏曲第2番ニ長調モスクワ弦楽四重奏団(1995) なんと気持ちいい音楽であろう。古今東西の弦楽四重奏曲を全て知っているわけではないけれど、単純に聴いていて気持ちいという観点で言えばモーツァルト…

コナン・ドイル「北極星号の船長―ドイル傑作集2」

コナン・ドイル「北極星号の船長―ドイル傑作集2」創元推理文庫版のドイル傑作集2である 怪奇小説編ということもあり、「大空の恐怖」「北極星号の船長(ポールスター号船長)」「樽工場の怪(たる工場の怪)」「青の洞窟の怪」「革の漏斗」が新潮社版と重複…

ボロディンの交響曲

ボロディン 交響曲第1番変ホ長調マルク・エルムレル指揮 ボリショイ劇場管弦楽団(1994/1996)ウィキペディアにあるとおり、シューマンの影響があるようで、シューマン好きにはたまらん。どこまでも伸びやかなロマンティックな佳曲。まだまだ、こういう知ら…

コナン・ドイル「まだらの紐―ドイル傑作集1」

コナン・ドイル「まだらの紐―ドイル傑作集1」 というわけで、創元推理文庫版のドイル傑作集1である。ホームズものの「まだらの紐」の戯曲版と、やはりホームズものの「マザリンの宝石」の元ネタとなった戯曲「王冠のダイヤモンド」がメインでこの2作で文庫…

ボロディン 歌劇「イーゴリ公」

ボロディン 歌劇「イーゴリ公」エミール・チャカロフ指揮 ソフィア祝祭管弦楽団(1987)ボリス・マルティノヴィチ(バリトン)シュテフカ・エヴシュタティエーヴァ(ソプラノ)カルディ・カルドフ(テノール)ニコラ・ギュゼレフ(バス)ニコライ・ギャウロ…

ルパン(映画)(2004)

ルパン(映画)(2004)アルセーヌ・ルパン:ロマン・デュリスカリオストロ伯爵夫人:クリスティン・スコット・トーマスボーマニャン:パスカル・グレゴリークラリス:エヴァ・グリーン2004年にルパンが映画化されていたとは知らなかった。「カリオストロ伯…

カーター・ディクスン「赤後家の殺人」

カーター・ディクスン「赤後家の殺人」以前挫折したディクスン・カー(カーター・ディクスン)であるがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2011/11/22ルパン・シリーズも読破したことだし、再々挑戦してみることにする。ちなみに、上記の「初期のアンリ…

ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」

ボロディンムソルグスキーと共にロシア5人組の一員であり、やはりムソルグスキーと同様に他に職業を持ちながら作曲を続けたボロディンには「イーゴリ公」というオペラがある。聴いてみたいと思ったら、やはり例のごとく単独で買うより作品集的BOXが廉価…

パメラ・トラバース「メアリー・ポピンズ・シリーズ」と「ウォルト・ディズニーの約束」

パメラ・トラバース「メアリー・ポピンズ・シリーズ」ディズニー映画の「メリー・ポピンズ」は、出来すぎなくらいの名作であると思うが、原作者のパメラ・トラバースが、オーストラリア生まれながら、父はアイルランド人、母はスコットランド人という生粋の…

八戸のメドツ

八戸のメドツ昨夜のテレビで八戸のメドツが取り上げられていた。 blog.livedoor.jp

オーマンディの「エロイカ」

ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団(1961)以前、春の祭典各種を聴いた時に「オーマンディは評価が二分している」と書いた。http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2013/12/11ネット上では擁護派の意見として…

ドイル傑作集 2 3 と漫画で得た知識

コナン・ドイル「ドイル傑作集 2 海洋奇談編 」「ドイル傑作集 3 恐怖編」いちいち作品は挙げないが、さすがにドイルだけあって、面白く読み応えのある作品揃いである。前述のとおり、新潮社文庫だが、数年前に創元推理文庫が別編集のドイル傑作集を全5巻が…

コナン・ドイル「ドイル傑作集 1 ミステリー編」

コナン・ドイル「ドイル傑作集 1 ミステリー編」ルパン・シリーズを読破したので、以前入手して未読だった、ホームズもの以外のコナン・ドイルの短編を集めたシリーズを読むことにする。「ミステリー編」「海洋奇談編」「怪奇編」の3冊にまとめられている(…