ラフマニノフ 交響曲第1番

ラフマニノフ 交響曲第1番
パヴェウ・プシトツキ指揮 フィルハーモニーグダニスク
ラフマニノフ・コレクションからの1枚。パヴェウ・プシトツキは、1958年生まれのポーランドの指揮者なので、録音もそんなに古くないはず。
さて、ラフマニノフ22歳時の意欲作である交響曲第1番は、初演時は指揮者の無理解から大失敗だったというが、失敗はこの作品の先進性にあり、この作品こそラフマニノフの最高傑作、との声もある。
確かに「保守的で甘ったるい」という一般的なラフマニノフのイメージとは違う音楽である。交響曲としても、通常の流れとか、盛り上げ方とは違った構成を持っている感じがする。とっつきにくいと言えばとっつきにくいのかもしれないが、個人的には新鮮な魅力に感じた。第1楽章に、フガートまであるんだもの(笑)