ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
ラフマニノフ(p)ストコフスキー指揮 フィラデルフィア管弦楽団(1929)
ゲザ・アンダ(p)ガリエラ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1953)
ルービンシュタイン(p)ライナー指揮 シカゴ交響楽団(1956)
クライバーン(p)ライナー指揮 シカゴ交響楽団(1962)
ホルヘ・ボレット(p)デュトワ指揮 モントリオール交響楽団(1987)
ジョイス・ハット(p)ハースト指揮 プロ・ムジカ交響楽団
気がつくと(笑)我が家にあるラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番が6種類もあった。
ゲザ・アンダルービンシュタインラフマニノフBOX、クライバーンはリヴィング・ステレオBOX、ジョイス・ハットはラフマニノフ・コレクション、ホルヘ・ボレットチャイコンとのカップリングで購入したもの。
だいぶ前に、20世紀の曲にしては、あまりにも保守的、後退的、と書いたことがあったが
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2005/08/23
エリック・カルメンの「All by Myself」の元曲になったことからもわかるように、これをポピュラー音楽として聴くならば、実は大変な先取り曲という事も言える。
さて、この6種の演奏、すべてがそれぞれに素晴らしいのだが、個人的には、ルービンシュタイン、ライナー盤の、冒頭のピアノの後のオーケストラに、心を鷲づかみされてしまった。(ピアノじゃないんかい(笑)この曲に、こんなスリリングな演奏があったのか、と目から鱗の気分。さすがにライナー。この曲は、好んで聴く曲ではないのだが、初めて魅力的に感じた。
拾いものが(失礼)ハット、ハースト盤で、オケも指揮者もソリストも、まったく知らないのだが、冒頭のピアノが若干アルペジオ風なのが面白かったが、オケの推進力が素晴らしかった。