2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

これからしばらくはラヴェルを聴くが

これからしばらくはラヴェルを聴くがドビュッシーの次は、マルティノンのドビュッシーBOXがラヴェルも収録ということで、ラヴヴェルを聴いてゆこうと思うが、そんなに思い入れがある作曲家ではないので、ゆるい展開になると思う。管弦楽はマルティノンの…

フレドリック・ブラウンの「回答」

フレドリック・ブラウンの「回答」シマックの「法王計画」の解説で、フレドリック・ブラウンの短編集「天使と宇宙船」に収録されているショートショート「回答」について、ちらっと触れていた。コンピューターというものが発明されて以来、ロボットと並んで…

クリフォード・D・シマック「宇宙からの訪問者」

クリフォード・D・シマック「宇宙からの訪問者」(1980)生態系も違う、何を考えているのか、どのように考えているのかもまったくわからない。勿論価値基準も予想がつかない、そんな宇宙からの訪問者が来たら人類がどうなるか。後半の展開は予想もつかなか…

ハードロック芸人

ハードロック芸人昨夜のアメトーークの「ハードロック芸人」はグランド・ファンク・レイルロードはどうした!?ユーライヤ・ヒープは?バックマン・ターナー・オーヴァードライヴもZZトップもあるぞ。等とも思ったが、概ね楽しめる内容だった。「コージー・…

小川典子のドビュッシー「夢」「アラベスク1番」

小川典子のドビュッシー「夢」「アラベスク1番」先日「月の光」を紹介した小川典子であるがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2013/09/18「夢」と「アラベスク1番」を紹介して、ドビュッシーも一区切りつけようと思う。夢 アラベスク1番

「禿山の一夜」2種

ムソルグスキー 禿山の一夜(原典版:「禿山の聖ヨハネ祭の夜」)ドホナーニ指揮 クリーヴランド管弦楽団(1988)ムソルグスキー 禿山の一夜(R=コルサコフ編)フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団(1959)突然「禿山の一夜」の原典版が聴きたくなった。…

進撃の巨人とエイジア(と「カルミナ・ブラーナ」)

進撃の巨人とエイジア(と「カルミナ・ブラーナ」)先日初めてアニメの「進撃の巨人」のオープニングを見た。なかなかに良い動きのアニメーションだと思った。主題歌を聴いていて、なんか気になったのだが、やっと思いついた。リフがエイジアの「キャリー・…

クリフォード・D・シマック「妖魔の潜む沼」

クリフォード・D・シマック「妖魔の潜む沼」(1978)「マストドニア」ど同年出版だが、ヒロイック・ファンタジーである。よりによって、シマックのヒロイック・ファンタジーである。他に未訳のシマックが多々あるのに、なぜわざわざヒロイック・ファンタジ…

カリオストロ伯爵

たぶん、ネット上ではさんざん言われていると思うが カリオストロ伯爵が亡くなった。

アンのゆりかご

アンのゆりかご(村岡花子の生涯)(2008)村岡恵理来年の朝ドラが、「赤毛のアン」の翻訳の草分け村岡花子の生涯を描く「花子とアン」との事で、モンゴメリー・ファンには気になるところ。ということで、お孫さんが書いた、その原作を読んでみる。寡聞なが…

フリートウッド・マックの話(「ファンタスティック・マック」等)

フリートウッド・マックの話以前、フリートウッド・マックについて書いた事があったがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2007/06/23アナログ時代、"You Make Loving Fun"をシングルで買い、"I'm So Afraid"のために「ファンタスティック・マック」を買…

グランド・ファンク・レイルロードの話

グランド・ファンク・レイルロードの話今までちょくちょくグランド・ファンク・レイルロードについては書いているが、実は手元にあるのは、最初のライブとベストと「熱い激突」"Good Singin', Good Playin'"のみで、最初のライブはさんざんベースをコピーし…

小川典子のドビュッシー「月の光」

ドビュッシー「月の光」小川典子(p)なんとも不思議な音色だ。ピアノの違いなのか、ぺダリングなのか、この人のタッチなのか、やわらかでしっとりとしている。なんとも表現しづらいが、ピアノでこんな音がでるのか?と思うほどである。これは、全集のCD1…

ドビュッシー 室内楽作品集

ドビュッシー 室内楽作品集室内楽作品は、楽器編成がいろいろ違ったりすると、なかなか同一の作曲家でまとまったCDとかが難しいが、ちょうどよく、いろいろな作品が収録されている2CDがあった。以下、ネット情報そのまま貼り付けで失礼する。(何曲かは…

ドビュッシー ピアノ曲全集とピアノと管弦楽のための幻想曲

ドビュッシー ピアノ曲全集小川典子(p)ドビュッシーのピアノ曲を聴くのに、さて誰で聴こうかと調べていたら日本のピアニストが全集を出していた。寡聞にして知らなかったのだが、評判も悪くないので買ってみる。 ドビュッシー ピアノと管弦楽のための幻想…

クリフォード・D・シマック「マストドニア」と「ルール18」

クリフォード・D・シマック「マストドニア」(1978)個人的には、タイム・トラベルによる恐竜狩りとかは、あまり気分が良いものではないし、タイム・パラドックスも心配だ。勿論シマック自身が恐竜狩りを肯定しているわけではないだろうが。それでも、タイ…

クリフォード・D・シマック「小鬼の居留地」

クリフォード・D・シマック「小鬼の居留地」(1968)だまされていはいけない。中表紙の作品紹介欄の「ユーモアと幻想味溢れる牧歌的作風で描く」という文章に。だまされてはいけない。あまのよしたか(天野喜孝)の秀逸な挿絵に。だまされてはいけない。ネ…

ドビュッシー管弦楽 その3

ドビュッシークラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番レントより遅くバレエ音楽「カンマ」バレエ音楽「おもちゃ箱」バレエ音楽「遊戯」英雄的な子守歌前回「耳触りが良すぎるか」と書いたが、晩年になるにつれ、曲に深みが増してきた。特に3つのバレエ音…

ライナーのドビュッシー「海」

ドビュッシー 交響詩「海」フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団(1960)先日「海」の感想の時、リヴィング・ステレオのミュンシュ盤については触れたのだが、ライナー盤があったのを見落としていた!(汗)ライナーのことだから、ドビュッシーといえども鋭…

ドビュッシー管弦楽 その2 と「子供の領分」管弦楽版

ドビュッシーアルト・サキソフォンと管弦楽のための狂詩曲神聖な舞曲と世俗的な舞曲付随音楽「リア王」より「ファンファーレ」「リア王の眠り」マルティノン指揮 フランス国立放送管弦楽団(1973/1974)どの曲もドビュッシーらしさに満ちているが、耳触りが…

ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」「夜想曲」

ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」マルティノン指揮 フランス国立放送管弦楽団(1973/1974)トスカニーニ指揮 NBC交響楽団(1953)ドビュッシーの管弦楽曲はこれしか知らなかった時期が長かったので、お馴染みではある。トスカニーニの推進力たっぷりの…

ドビュッシー管弦楽 その1

ドビュッシー管弦楽 その1ドビュッシー小組曲スティリー風タランテラスコットランド風行進曲 マルティノン指揮 フランス国立放送管弦楽団(1973/1974)ドビュッシーの管弦楽の代表曲である「海」と「管弦楽のための『映像』」のあとは、作曲順に聞いてゆく…

クリフォード・D・シマック「人狼原理」

クリフォード・D・シマック「人狼原理」(1967)この作品は「都市」(1952)や「中継ステーション」(1963)より後の作品であるが、内容的には「再生の時」(1951)に近い内容を持っている。両作品ともアンドロイド(ロボット系ではなく、人造人間つまり、…

クリフォード・D・シマック「再生の時」

クリフォード・D・シマック「再生の時」(1951)「都市」(1952)直前の作品である。読み始めてすぐに気付くのがヴァン・ヴォークトの「非(ナル)Aの世界」(1948)に非常に雰囲気が似ているという事。「大宇宙の守護者」はスペース・オペラだったが、こ…

ドビュッシー 「管弦楽のための『映像』」

ドビュッシー 「管弦楽のための『映像』」マルティノン指揮 フランス国立放送管弦楽団(1973?)シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団(1957)ドビュッシー 「管弦楽のための『映像』」より「イベリア」トスカニーニ指揮 NBC交響楽団(1950)トスカニー…

青江三奈 伊勢佐木町ブルース

青江三奈 伊勢佐木町ブルース現在当県で「横尾忠則の「昭和NIPPON」展」というのをやっていて、そのテレビCMのBGMが青江三奈の伊勢佐木町ブルースの前奏部分である。印象的なこの部分を、娘は初めて聴いたので、けっこうはまって奥さんにたのんでネット…

歌舞伎役者の名跡

歌舞伎役者の名跡中村福助が中村歌右衛門を襲名する、というニュースがあった。こういうニュースを見ると、個人的に頭の中で変換作業が行われる。というのは、私が歌舞伎に興味を持ってさかんに見始めたのが(TVだけれど)1980年代であり、その頃の福助と…

ドビュッシー 交響詩「海」

ドビュッシー 交響詩「海」マルティノン指揮 フランス国立放送管弦楽団(1973?)トスカニーニ指揮 NBC交響楽団(1950)トスカニーニ指揮 フィラデルフィア管弦楽団(1942)シューリヒト指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団(1952)シャルル・ミュンシュ指揮…

ドビュッシー ラヴェル:管弦楽作品集

ドビュッシー ラヴェル:管弦楽作品集(8CD)ジャン・マルティノン指揮 フランス国立放送管弦楽団 パリ管弦楽団(1973~1974)バルトークの次はドビュッシーを制覇しようと思う。マルティノンはサン=サーンスの交響曲第3番とフランクの交響曲のカップリ…

バルトーク ヴァイオリン・ソナタ集

バルトーク ヴァイオリン・ソナタ集(2010~2011)バルナバーシュ・ケレメン(vn)ゾルターン・コチシュ(pf)バルトークのヴァイオリン・ソナタは、若き日の習作以外は、例のメニューインが依頼した「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」と第1番、第2番の2曲で…