2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アルド・プロッティ(バリトン)のとんぼ返り

音の良いモノラル録音やステレオ録音が始まった頃のイタリア・オペラで、この人の名はよく目にするのだが、若い頃に器械体操の経験があり、1961年、レオンカヴァッロの「道化師」の東京公演で「軽やかにとんぼ返りを披露」(ウィキペディアより)したそうな…

「椿姫」はなぜ椿?

せっせとヴェルディを聴いている狭間の閑話休題。 「椿姫」はあまりに有名で、若い頃けっこう聴いているので、最近はあまりすすんで聴こうとはしないのだけれど、その分まだまだ知らない事があった。 そもそも「椿姫」は小デュマの原作「椿の花の貴婦人」か…

本日、お仕事です。

ヴェルディ「リゴレット」

セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1955) マリア・カラス ティト・ゴッビ ジュゼッペ・ディ=ステーファノ 他 「女心の歌」は超有名でも、今までなかなか「リゴレット」と言うオペラを全曲通して聴く気にはなれなかったので、いい機会である。配役は…

ショーシューリキのミゲル君

今更であるが、ショーシューリキのミゲル君(miguel guerreiro)は本国ポルトガルでは既にプロの歌手なのであった。 ようつべにもけっこう画像がある。 もっと若い頃

ヴェルディ「マクベス」

デ=サーバタ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1952) マリア・カラス エンツォ・マスケリーニ ジノ・ペンノ 他 タイトルからわかる通り、シェークスピアの「マクベス」である。このおぺらの存在は知っていても、今まで一度も見たり聞いたりした事はなかった。…

パレストリーナ ミサ「マリアは天に昇らされたまいぬ」(Missa Assumpta Est Maria)

続・記事が無い時はパレストリーナ(笑) Mark Brown指揮 Pro Cantione Antiqua

パレストリーナ「エレミアの哀歌」

記事が無い時はパレストリーナ(笑)

アガサ・クリスティの短編について

最近アガサ・クリスティの短編集ばかりをまとめて読んでいたのだが、勿論ファンの方はとっくにご存知と思うが、気がついた事がある。 クリスティ死後に編まれた、いわゆる拾遺集的な「マン島の黄金」の解説にもあるとおり 「スペイン櫃の秘密」は「バグダッ…

モーツァルト「フィガロの結婚」(ドイツ語歌唱)

フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1953) フィガロ:エーリッヒ・クンツ スザンナ:イルムガルト:ゼーフリート 伯爵:パウル・シェフラー 伯爵夫人:エリザベート:シュヴァルツコップ ケルビーノ:ヒルデ:ギューデン マルチェ…

Ma・Ma・Doo!音源のCD化の動き

dianaseals_2 さんからのコメント情報をこちらにも張ります。あくまでご報告です。 dianaseals_2 さん、ありがとうございました。 http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=WQCQ-277

ヴェルディ「ナブッコ」

グイ指揮、ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団(1949) マリア・カラス ジノ・ベッキ ルチアーノ・ネローニ 他 カラス25BOXを中心に、イタリア・オペラを聴いてゆくシリーズも、いよいよ御大ヴェルディの番になった。 「ナブッコ」とは歴史好きなら知る人…

パレストリーナ ミサ「武装した人 五声」(Missa L'Homme Arme)

Mark Brown指揮 Pro Cantione Antiqua 以前ブックオフで買った(こちら)パレストリーナの5CDBOXも、やっと少しづつ聴いているのだが、ルネッサンス期のこのめくるめくアカペラの対位法の美しさを何と表現していいのだろう・・・

ベッリーニ「カプレーティとモンテッキ」

ムーティ指揮 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(1984) ロメオ:アグネス・バルツァ ジュリエッタ:エディタ・グルベローヴァ カペッリオ:グウィン・ハウエル テバルド:ダーノ・ラッファンティ ロレンツォ:ジョン・トムリンソンタイトルを見ても…

ヘンデル「ブロッケス受難曲」

ニコラス・マッギガン指揮 カペラ・サヴァリア(1994) 以前ちらっと触れた(こちら)ヘンデルの受難曲も、ようやく聴く(半年も前の話だ(汗)) 前奏曲など、かなり脳天気で始まるので、バッハあたりの受難曲を想像すると肩透かしを食らう。 しかし、どこ…

ベッリーニ「清教徒」

セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団(1953) マリア・カラス ジュゼッペ・ディ・ステーファノ ローランド・パネライ ニコラ・ロッシ=レメーニ 他 カラスの「清教徒」は2種、そのうちのオフィシャル盤、もう一方は1952年のブラジルでのライブ。 文字…

ベッリーニ「夢遊病の女」

バーンスタイン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団(1955) マリア・カラス チェーザレ・ヴァレッティ ジュゼッペ・モデスティ 他 カラスの「夢遊病の女」 は数種類あるが、その内で最も早い録音、ケルビーニ「メデア」と同じく、バーンスタイン指揮。この公演…

娘と「レット・イット・ビー」

我が家には、娘が生まれる前から(弾けもしないのに)ビートルズの青盤のピアノ伴奏譜があった。 娘が「イエロー・サブマリン」が好きなので、赤盤の方も、ユーズドで入手した。 「レット・イット・ビー」なぞ、けっこう弾ける様になってきているので、脇で…

ジョージ・ベンソン「マスカレード」(1976)

若い頃、ラジオから流れてきた洋楽で、頭にこびりついていたような曲は、だいたいコンピ等でCDでも揃えていたのだが、この曲だけ漏れていた。 レオン・ラッセルのオリジナル(1972)もカーペンターズのカバー(1973)も、耳にしたのはジョージ・ベンソンの…

ヴェルディとイタリア・オペラに対する個人的な過去の誤解

大昔の若い頃、イタリア・オペラは、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニあたりの超有名どころしか聴いた事が無く、またその程度でいいと思って、ロッシーニとヴェルディの間のベルカントについては初めからあまり興味を持っていなかった。 それには理由があ…

ベッリーニ「ノルマ」

セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団(1954) マリア・カラス マリオ・フィリッペスキ エベ・スティニャーニ ニコラ・ロッシ=レメーニ 他 いよいよ、ドニゼッティと並ぶベルカントの雄、ベッリーニである。 以前に書いた(こちら)「古代ローマに対抗…

ヴァルナイとヤナーチェクの「イェヌーファ」

オペラの資料を見ていたら、ヤナーチェクの「イェヌーファ」の録音に、アストリッド・ヴァルナイがけっこう参加している事を知った。ただし第一線を退いた後で、主人公の「イェヌーファ」の継母役であるが、このオペラのキーパーソンである。しかも、本来チ…

ドニゼティ「マリア・ストゥアルダ」

アルド・チェッカート指揮 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団(1971) ビヴァリー・シルズ Eileen Farrell Stuart Burrows 他 スルーするつもりだった「マリア・ストゥアルダ」であるが、急遽購入、スタジオ録音で最も廉価のシルズ盤である。サザーラン…

ケルビーニ「メデア」

セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1957) メデア:マリア・カラス グラウチェ:レナータ・スコット ネリス:FMiriam Pirazzini ジャゾーネ:Mirto Picchi クレオンテ:Giuseppe Modesti 他 先日、バースタイン盤で聴いたカラスの「メデア」を(こち…

外国の新聞

奥さんが雑貨屋で「英字新聞」というポップに惹かれて、筒状に巻いてある新聞を買ってきた。 しかし開いてみると、どう見ても英語ではない。 載っている写真を見ると、インディオのような東洋系の顔がけっこう多いので、二人して「南米かしら」等と話してい…

ヘンデル「カスティーリャの女王アルミーラ」

キング指揮 フィオーリ・ムジカーリ(1994) ヘンデルのオペラは、例のBOXに収録されている以外にもまだまだいっぱいあって「アリオダンテ」やら気になる作品はあるのだが、お値段の事もありとりあえずは断念しているのだが、このヘンデル19歳の時の最…

ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」

セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1953) マリア・カラス ジュゼッペ・ディ・ステーファノ ティト・ゴッビ 他結局「マリア・ストゥアルダ」が間に合わないので「ランメルモールのルチア」を聴く事にする。 つまり、やっと、カラスBOXへ戻る(笑…

「若きウェルテルの悩み」と「オシアンの歌」

先日マスネの「ウェルテル」についてちょっと書いたのだが(こちら)「若きウェルテルの悩み」も若い頃にざっと内容を知った程度だったので、再度調べてみたら、重要アイテムとして、ケルトの口承伝説「オシアンの歌」(偽作説あり)が登場している事を知っ…

クリスティの「ラジオ」

以前書いた(こちら)クリスティの「ラジオ」をたった今読み始めたら、登場人物がラジオで「ルクレツィア・ボルジア」を聴いている、という文章が!シンクロニシティ!

ドニゼッティ「ルクレツィア・ボルジア」

Pierre-Michel Le Conte 指揮 Orchestre Lyrique de Radio France(1972) Vasso Papantoniou ホセ・カレーラス ホセ・ファン=ダム 他 以前触れた(こちら)ルネッサンス期のイタリアの、かのボルジア家の物語。 カラスは歌っていないが、トルコの歌姫ジェン…