ラフマニノフ ピアノ協奏曲第1番

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第1番
サージェント指揮 フィルハーモニア管弦楽団 モイセイヴィチ(p)(1948年)
オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 ラフマニノフ(p)(1939/40年)
ラフマニノフ制覇の最初は、モスクワ音楽院ピアノ科卒業後(作曲科在学中)のピアノ協奏曲第1番で、両方ともBOXに収録の比較的古い録音。
さて、新進気鋭の作曲家として、ショパンシューマンチャイコフスキーロマン派の先人の衣鉢を継ぐような、ロマンティックかつダイナミックな佳作と言える。
ただ、やたら手数の多い(失礼)ピアノパートにラフマニノフらしさが既に表れている。
ここで驚くのは、ラフマニノフのピアノの腕である。モイセイヴィチはラフマニノフ自身が後継者と認めたピアノストとの事だが、そのモセイヴィチがかすんでしまうほどだ。