ルパン(映画)(2004)
アルセーヌ・ルパン:ロマン・デュリス
カリオストロ伯爵夫人:クリスティン・スコット・トーマス
ボーマニャン:パスカル・グレゴリー
クラリス:エヴァ・グリーン
2004年にルパンが映画化されていたとは知らなかった。
「カリオストロ伯爵夫人」をベースに、ルパンの生い立ちから描く。
格闘シーンが現代の格闘技チックなのがまずは違和感。映画的な脚色も、よく出来ているとは思うが、父子相克まで盛り込むのは詰め込み過ぎの感あり。
しかし、ラストシーンの余韻は素晴らしかった。
「真夜中のピアニスト」のロマン・デュリスは、個人的に「受け口」の容姿が好みではないが、フェロモンのある若きルパンとしてはいいのだろう。
このあと、偶然にも「ライラの冒険」でも顔を合わせるクリスティン・スコット・トーマス、エヴァ・グリーンも好演。
全体的には、原作に固執しなければ楽しめる映画、吹き替えに「ルパン三世」一家の増山江威子(峰不二子)小林清志(次元大介)島本須美(クラリス)が参加しているので、そっちでも見てみるかな。