ヴェルディの「仮面舞踏会」と「ベルサイユのばら」

寡聞にして知らなかったが、実はこの二つは無関係ではないのであった。
「仮面舞踏会」は舞台をアメリカに移しているが、元々は、スウェーデンの専制君主グスタフ3世の暗殺事件をモチーフにしている。そしてこのグスタフ3世の寵臣がかのハンス・アクセル・フォン・フェルセン、ベルばらで言うところの「フェルゼン」だったのだ!
フランス革命勃発後、フェルゼンがフランス国王一家の脱出を支援した、いわゆる「ヴァレンヌ国王一家逃亡事件」は、ベルばらでも描かれているが、そもそもはグスタフ3世がフェルゼンをスパイとしてフランスに送り込んだ、という前提があったらしい!勿論フェルゼンの王妃に対する愛もあったろうが、フランス国王一家の脱出はスウェーデン王の意向でもあったのだ。
なんか、世界が広がるなあ。