狂気の山脈にて(1931 発表1936)

ラヴクラフト
太古に地球を訪れた<旧支配者>、クルウルウ、ミ=ゴ等の新たなる侵略者、また<旧支配者>が創造した奴隷人工生命体「ショゴス」等々「時間からの影」に勝るとも劣らない「頭グラグラ」感の古代史だ。また、彼等に対する哀愁感、無常観が語られるのも、他の作品に無い特徴かもしれない。ポオの「ゴードン・ピム」がちょこちょこ顔を出すのもうれしい。ポオもまた挑戦しようかな。

ダニッチの怪(1927)

ラヴクラフト
この作品をオーソドックスな怪物退治と評した人がいたが、そう単純なものではないだろう(確かに読みやすいのだが)妖怪(?)の双子のそれぞれの姿の執拗な描写は背筋も凍る。また、片方が未だ目に見えない時の表現は映画的で、「禁断の惑星」を思い起こさせる。見てはいないが実際映画化されたようだ。

空耳アワード2007(前)

昨夜の「空耳アワード2007」で"I wanna hold your hand"→「アホな放尿犯」というをやっていた。この曲を聴いた人は一度は"hold your"が「放尿」に聴こえると思った事があるのではないだろうか。また「放尿」と歌うとそれっぽく聴こえるのである。(欧米か!)偶然にも先日「アウォナホーニョーへ〜」と歌ったら、奥さんと娘が「放尿、屁〜だって!ゲラゲラ」とえらい受けていた。