モーツァルト ピアノ協奏曲第20番

フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1954)
ピアノ イヴォンヌ・ルフェビュール
今まで何回か書いているK466であるが(こちらこちら
アナログ時代フルトヴェングラー盤を持っていたのを思い出し、懐かしくなって購入。
やはり、これも刷り込みで、個人的にはモーツァルトは小編成やピリオド演奏が好きなのだが、この曲の悲劇性をちょうどよく引き出した、程よいロマンティシズム(最晩年ということもあろうが)が絶妙な名演であろう。

モーツァルト 交響曲第40番

フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1949)
K466のカップリングである。
フルトヴェングラーのこの曲は、アナログ時代1948年のスタジオ録音を所有していたが(フルトヴェングラーファンは絶賛する人もいるが)第1楽章のあまりの速さに辟易して、それ以来興味を失っていた。
が、こちらは翌年のライブ録音である。テンポもまったく不自然ではなく、普遍的に大変よい演奏である。
で、ネット情報によると、1948年の録音は当時のSPに収めるために、ピッチを上げて演奏時間を短くした、という事情があったらしい。
そんなこと知らんもんなあ。だったら、ピッチをさげてLPにしてくれれば、大分印象は違ったのに。

モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク

フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1936)
これもK466のカップリングである。
フルトヴェングラーのこの曲は、アナログ時代1949年のウィーン・フィルとのスタジオ録音を所有し、CDでも収録されているものを持っているが、こちらは1936年のSP録音である。
1949年盤は、フルトヴェングラーファンは褒めるているようだが、ウィーン・フィルは良いのだが、なんかリズムが前のめりになっている部分があり、どうも私にはギクシャク感を感じてしまう。
それに比べて、こちらのほうはのびのびとして自然体である。音は古いけれど、個人的にはこちらをとる。