ヘレヴェッヘの バッハ ミサ曲 ロ短調

バッハ ミサ曲 ロ短調
ヘレヴェッヘ指揮 コレギウム・ヴォカーレ・ゲント(1996)
ヨハネッテ・ゾマー:ソプラノ
ヴェロニク・ジャンズ:ソプラノ
アンドレアス・ショル:カウンター・テナー
クリストフ・プレガルディエン:テノール
ペーター・コーイ:バス
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン:バス
というわけで
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/12/24/045208

クレンペラー盤と同時に約2年前に買ったヘレヴェッヘのバッハ ミサ曲 ロ短調(1996年盤)を聴く。(他の2種は、1989年と2011年)
テンポは当然のことながら、クレンペラー盤より速い。例えば1曲目はクレンペラー盤は 13;41 ヘレヴェッヘ盤は 9:29 で、けっこう差がある。しかし、聴いた感じは、そんなに差があるように聴こえないのが不思議だ。どちらも聴いているときは適正なテンポに聴こえる。これは、クレンペラーがすごいのか、ヘレヴェッヘがすごいのか。いや、両者がすごいということにしておこう。まさに天上の音楽。

クレンペラーの バッハ ミサ曲 ロ短調

バッハ ミサ曲 ロ短調
クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1967)
アグネス・ギーベル:ソプラノ
ジャネット・ベイカー:メゾ・ソプラノ
ニコライ・ゲッダ:テノール
ヘルマン・プライバリトン
フランツ・クラス:バス
BBC合唱団
最近、なんか、あまり生々しくない音楽が聴きたいなあ、と思って、バッハにしようかと思い、マタイは生々しいし・・・さてどうしよう、となって、ミサ曲 ロ短調が未聴であることを思い出した。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/12/24/045208
上記の記事は、約2年前である(汗)
というわけで、クレンペラーから。
上記でも書いたが、気持ちのいい対位法が延々続き、どの曲も永遠に終わってほしくない心地よさである。
クレンペラーは、ゆっくり目のテンポで、重厚でありながら、同時に清澄である、という、マタイもそうだったが、この人の一番良い面が顕われた名演であるといえる。

C・W・ニコルとブナ林

昨年末に、テレビ欄の早朝の時間帯に「出雲の森」という番組名があり、他の情報は一切なかったのだが、気になったので録画しておいた。
改めて見てみると

C・W・ニコル "日本のふるさと"出雲の森を行く

という地方番組であった。

http://www.bss.jp/util/entry/15917.html

C・W・ニコルという人は、寡聞ながら「森好きのおじさん」という認識しかなかったので、改めて調べてみたらウェールズ出身とのこと!ケルトではないか!で、現金なもので、とたんに興味がわいたりする。

番組では「西日本最大規模のブナ林」ということで大山が紹介されていたが、別ブログでも書いたが、最近ブナに対する興味が半端ないので、こういう映像を見ると、八甲田のブナ林を訪ねたくなる。が、今は冬季封鎖中だから、新緑の季節まで待たねば。

グンドゥラ・ヤノヴィッツ・イン・コンサート(映像)Gundula Janowitz In Concert

グンドゥラ・ヤノヴィッツ・イン・コンサート(1970)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(sp)
ベリスラフ・クロブカール(クロブチャール)指揮 グラーツフィルハーモニー管弦楽団

実は、以前からアマゾンのカートに入れては「後で買う」と「カート」を行き来していたDVDがこれである。その間に入手不可状態にならなくて本当に良かった。1970年のオーストリア、グラーツのシュテファニエンザールでのリサイタル映像。白黒かつモノラル録音である。曲目は以下の通り

ヘンデルジュリアス・シーザー」より序曲
ヘンデルジュリアス・シーザー」より「難破した船が嵐から」(クレオパトラ
モーツァルトドン・ジョヴァンニ」より「酷いですって~そんな事はおっしゃらないで下さい」(ドンナ・アンナ)
ウェーバー「魔弾の射手」より「アガーテの祈り(まどろみが近寄るように)」(アガーテ)
ヴェルディシチリアの晩鐘」より序曲
ヴェルディアッティラ」より「聖なる祖国への愛」(オダベッラ)
プッチーニ「トスカ」より 「歌に生き恋に生き」 (トスカ)
ワーグナータンホイザー」より「おごそかなこの広間よ」(エリーザベト)

素晴らしいのはわかっているので、特に感想は書かない(笑)
クロブカールについてはこちら
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2015/10/21/044851

 

映像もようつべに上がっているが、せっかくなので珍しい「トスカ」
あくまで個人的な意見だが、カラスは別格としても、これ以上の「トスカ」は、そうそう無いのではないか?