マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」

セラフィン指揮 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団(1960)
マリオ・デル=モナコ
ジュリエッタ・シミオナート
コーネル・マックニール
アンナ・ディ・スタジオ
カラス25BOXのプッチーニは以前書いたとおりすべて既にもっているものとかぶる。なのでヴェリズモ2作をもって終了となるが、その前に予習としてだいぶ前に買ってあったのにちっとも聴いていなかったデル=モナコ歌唱の2作を聴いておく事にする。
ストーリーはカラス盤の時に改めて書くが、マスカーニは甘美な叙情性とヴェリズモの内容のギャップがいいのだろうな。たぶんこの録音は指揮、歌唱ともに水準以上の標準盤であろう。

レオンカヴァッロ「道化師」

モリナーリ=プラデッリ指揮 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団(1958)
マリオ・デル=モナコ
ガブリ・トゥッチ
ピエロ・デ・パルマ
レナート・カペッキ
「カヴァレリア・ルスティカーナ」に続いて予習のために聴く。映像を紹介した事はあったが「道化師」も実は通して聴くのは初めてだったりする(汗)
あらすじはカラス盤で触れるが、こちらはメロディの美しさもさることながら、ヴェリズモらしい緊張感、切迫感に溢れている。やはり劇中劇の殺人というテーマがこのオペラの成功の肝だったんだろうな。こちらも、指揮、歌唱ともに水準以上の標準盤であろう。