プロコフィエフ 交響曲第1番「古典」

プロコフィエフ 交響曲第1番「古典」
トスカニーニ指揮 NBC交響楽団(1944)
コシュラー指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1976)
プレヴィン指揮 ロンドン交響楽団(1977)
ゲルギエフ指揮 ロンドン交響楽団(2004)
それぞれ、トスカニーニBOX、プロコフィエフ交響曲全集、プロコフィエフ管弦楽集BOX、そしてゲルギエフ指揮も交響曲全集である。
実は、今回ゲルギエフプロコフィエフ交響曲全集を急遽ユーズドで購入したのだが、実はプロコフィエフ交響曲第4番は、原典版と改訂版があり、ほとんど別曲との事。コシュラーの全集には改訂版のみ収録だったので、両方収録しているゲルギエフ盤を購入した(単独で4番の原典版と改訂版のCDもあったが、全集とあまり値段が変わらない)
さて、この第1番は、ハイドンベートーヴェンの第1、第2交響曲を思わせるような曲だが、第3楽章の大胆な転調はさすがに現代音楽。
ストラヴィンスキー新古典主義から影響を受けたのかと思ったが、それより前の作品だった。
さてこの4人の指揮であるが、2楽章以降はほぼ同じ演奏時間だが、第1楽章のみトスカニーニが速い。最初にトスカニーニを聴いたために、他の演奏が生ぬるく聴こえてしまった。それでなくても「古典」的な曲の趣きは、トスカニーニのような演奏の方が生きると思う。