プロコフィエフ 歌劇「3つのオレンジへの恋」

プロコフィエフ  歌劇「3つのオレンジへの恋」
ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団(1997 1998)
ミハイール・キット(バス)
エヴゲーニー・アキーモフ(テノール
ラリッサ・デャチコーヴァ(アルト)
アレクサンドル・モローゾフ(バリトン
コンスタンチン・プルージニコフ(テノール
ヴァシーリイ・ゲレッロ(バリトン
ウラディーミル・ヴァネーエフ(バス)
ラリッサ・シェフチェンコ(ソプラノ)
ズラータ・ブルィチョーヴァ(アルト)
リア・シェフツォーヴァ(メゾ・ソプラノ)
アンナ・ネトレプコ(アルト)
グリゴーリイ・カラショーフ(バス)
フョードル・クズネツォーフ(バス)
オーリガ・コルジェンスカヤ(ソプラノ)
フョードル・クズネツォーフ(バス)
ロシア時代に作曲を始め、アメリカ亡命後に完成した、カルロ・ゴッツィによる寓話のオペラ化である。
スキタイ組曲のように、無理にアグレッシヴな現代音楽にしようとするわけではなく、また「賭博者」のように、無理に聴き安くしようとするわけでも無い分、通俗性が薄れて個人的には大変好ましい。本来のプロコフィエフの音楽性が素直に現れてきた、と解釈すべきか、この作品でプロコフィエフの音楽性が確立した、と解釈すべきか。
やっと、これからの作品が楽しみになってきた。