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フォルスターの バッハ「マタイ受難曲」合唱とコラール集

バッハ「マタイ受難曲」合唱とコラール集
カール・フォルスター指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1956)
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団

フォルスターのバッハ「ヨハネ受難曲」があまりにも良かったので
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/02/13/045843
マタイ受難曲」はないかと探したら、あった。ただし「合唱とコラール集」である。つまり福音史家のレチタティーヴォやらアリア等一切無く、第1曲と終曲の合唱と、間のコラールのみ、アナログ時代のLP1枚分の長さである。
ちなみに、この音源は日本の新星堂企画の
「栄光のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団その名指揮者たち(12)」3CDセット
に収録されている。他にはモーツァルトヘンデルハイドンシューベルトベートーヴェンの宗教曲を収録、シューベルトのみラインスドルフ指揮のステレオ録音、他はフォルスター指揮のモノラル録音である。

というわけで、かなり期待を込めて聴き始めたのだが、1956年のモノラル盤にしては音があまりよくない。分離が悪くてぼやけた音になっており、そのせいもあってか演奏自体も締まりなく聴こえてしまう。これは非常に残念。
また、以前どこかで書いたが、若いころ「マタイ受難曲」をヘビロテで聴いていた時期があった。今では入手できない(と思う)ポケット・スコアを片手に聴いたものだ。なので、かなりの部分をそらんじることができるほどである。つまり、このコラールはこのレチタティーボの後、といった全体の流れが身に沁みついている。そんな中、合唱、コラールだけを演奏されると、全体の流れが無視されているので、大変にいんずい(方言)
これが、ハイライト盤ならばまだ我慢できるが、バッハ自身も曲の流れを意識して作曲しているのだから「マタイ受難曲」は合唱、コラールだけを抜き取って聴くものではない、と思い知った。
ライブの発掘音源か何かで、全曲演奏が残っていなかったものかなあ。