小此木麻里 「塔の上のラプンツェル」より「自由への扉」

娘の高校は進学校である。そういう学校に得てしてあるのが、教科書や参考書、辞書等を学校に置きっぱなしにしてはいけない、という決まり。なので、普段娘は相当の重量の荷物を持ってバスと徒歩で通学しているのだが、雪の日や、どうしても荷物が重すぎる時は、私が車で送って行っている。
そんなある日、ラジオをつけると、曲が途中からかかっていた。
「ミュージカルっぽいね」「神田沙也加っぽい」「え?アナ雪?でもこんな曲無いはず」
等と娘と推理していたが、終わった後に曲名としてディズニーアニメの「塔の上のラプンツェル」の「自由への扉」と紹介された。当たらずとも遠からず(本当か?)と娘と納得。
小此木麻里という女優(歌手ではないらしい)さんの事は、寡聞にして知らなかったが、歌のうまい人はいっぱいいるものだ。

 

ベームのモーツァルト「レクイエム」(映像)

モーツァルト「レクイエム」
ベーム指揮 ウィーン交響楽団(1971)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
ペーター・シュライヤー(T)
ヴァルター・ベリー(B)
ウィーン国立歌劇場合唱団

大好きなヤノヴィッツはじめとした豪華歌手陣ということで、ずいぶん前に買ったのだが、どうしても見る気になれずに今まで来た。今回、いい機会なのでやっと見る。
スタジオ盤と同年の収録ということでほとんど同じなのだが、こちらは教会で収録ということでいい感じにエコーがかかって、スタジオ盤の時に感じた重苦しさがよほど取れている。歌手陣の好みも含めて、個人的にはこちらを採りたい。

ベームのモーツァルト「レクイエム」

モーツァルト「レクイエム」
ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1971)
エディット・マティス(S)
ユリア・ハマリ(Ms)
ヴィエスワフ・オフマン(T)
カール・リッダーブッシュ(Bs)
ハンス・ハーゼルベック(Org)
ウィーン国立歌劇場合唱連盟
ノルベルト・バラッチュ(合唱指揮)
ずいぶん前のコープマンのモーツァルト「レクイエム」の記事で
「名盤といわれる某有名指揮者で聴いてピンと来なかった」と書いたが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20090318/p1
実はこのベーム盤であった。天下の名盤に対して失礼な話であるが、今回再度聴いてみて、ピリオド演奏をたくさん聴いた後だったので、今度はやたらと重苦しく感じてしまった。モダン楽器ばかり聴いていたら、この演奏の価値がわかったんだろうな。残念だ。

Timmermanのモーツァルト「レクイエム」

モーツァルト「レクイエム」
Hendrik Timmerman指揮 Poznan Philharmonic Orchestra(1997?)
Grote-of-St-Laurenskerk Choir School North Holland Youth Chorus
Rob Petri: soprano
Jan Brink: counter tenor
Robert Overpelt: tenor
Gerard Rooker: bass
アルティメット・モーツァルト(40CD)である。前に書いたかもしれないが、このBOXセットは、とあるショッピングセンター内の雑貨小物屋の店頭で超廉価で投げ売りされていたものだが、まあ、馴染みのある演奏家は一人もいない。

しかし、だからといって仇やおろそかにできないのは、例えばこの演奏は、ソプラノがボーイ・ソプラノ、アルトがカウンター・テナー、そして合唱も少年合唱団が加わり、ソリスト、合唱とも、すべて男声で構成されているのだ。(コープマンや、ヘレヴェッヘは、合唱が男声のみでも、ソリストは女性がいた)バッハならまだしも、モーツァルトでこういう演奏が手元にあるのはありがたい。
そのソリスト、合唱、そしてオーケストラを含めて「天上の音楽」感が半端ない。今まで聴いた中では、ヘレヴェッヘ盤が最も「天上の音楽」感が強かったが、こちらも負けていない。
Timmermannは、海外ウィキペディアによると、コープマンと同じくオランダの指揮者のようだが、バッハのマタイやヨハネの録音を残してほしかったなあ。