娘がベースを!

娘は2年生のバンド、ブレインストーミングのほかに、1年生のバンドをキーボードで手伝っている。

https://twitter.com/jun_jun8572

 

どうも、界隈ではベーシスト不足問題が持ち上がっているらしく、そのバンドもベースレスで、娘がキーボードで低音を補充していたらしいのだが、やはりベースが欲しい!という事で、娘がベースに挑戦することになったらしい!
何という事だろう!
私は何も言ってない、強制もしていないのに、父親と同じく進学校に入り、父親と同じくバンドをやり、父親と同じく応援団に入り、そして今また、父親と同じくベースを弾くようになるとは・・・・・感涙!!!

リスト オラトリオ「聖エリザベートの伝説」の話

リストのオラトリオ「聖エリザベートの伝説」をまたちらほら聴いている。

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080617/p1

ハンガリー王女として生まれ、ドイツの方伯ルートヴィヒ4世に嫁いだ実在の人物エリーザベト(ハンガリー名 エルジェーベト)の物語だが、オラトリオの内容がネットで調べてもよくわからない。
ウィキペディアには曲名しか載っていない。なので、海外サイトで見つけたこのオラトリオのテキストの自動翻訳と、ウィキペディアによるエルジェーベトの史実を基に、こんな内容であろうか、というものを作ってみた。

第1部
序奏
第1曲 エリーザベトのヴァルトブルクへの到着
ルートヴィヒ11歳、エリーザベト4歳の時に政略結婚のための婚約が成立。実際の輿入れはエリーザベト14歳の時であった。政略結婚にもかかわらず、非常に仲睦まじかったとのこと。
第2曲 ルートヴィヒ
ここでは、後世に作られた、いわゆる「薔薇の奇跡」が描かれる。元になったのは彼女が大変信仰深く献身的奉仕的な人物で、城を抜け出して、貴族にあるまじき「らい病患者の救済」に従事していたため、他の貴族から非難を受けたとき、夫は妻を擁護した、という事実。
伝説では貧民に与える食料を隠し持って城を抜けようとした際に夫に見つかったが、隠していたマントを上げると、食料は赤白の薔薇に変わっていた、というもの。

第3曲 十字軍の騎士

ルートヴィヒは十字軍に従軍するために旅立つが、その際の二人の別れの様子が歌われる。

第2部
第4曲 ゾフィー方伯夫人
姑であるゾフィー方伯夫人が、ルートヴィヒが従軍先で病死したことをエリーザベトに告げ、以前から貴族らしからぬ活動をしていたエリーザベトを城から追放する。

第5曲 エリーザベト
エリーザベトは再婚話を蹴り、修道女として貧民、病人への救済奉仕活動に邁進、24歳の若さで亡くなってしまう。

第6曲 エリーザベトの葬儀

エリーザベトを惜しむ合唱。


ウィキペディアによると
「エリーザベトの墓には死の直後から奇跡が起き始め、巡礼が来るようになった」
とあるが、具体的に奇跡の内容が書かれていないのが隔靴掻痒。
死後4年後には列聖(死後に聖人とされる)されている。

娘のバンドのライブ

最近は、いちいち娘のバンドのライブの紹介もしなくなったのだが、今回はネットで話題の Notitle と共演との事でご紹介。(10/9 FLAT 八戸)
興味のある方は "Notitle" "工藤帆乃佳"等で検索してみてください。
こういうのは勝ち負けではないのはわかっているが、娘よ!負けるな!(笑)

https://pbs.twimg.com/media/DKK7MvjVYAAjZRs.jpg

デュトワのベルリオーズ「キリストの幼時」

ベルリオーズ「キリストの幼時」
シャルル・デュトワ指揮 モントリオール交響楽団&合唱団(1995 1996)
スーザン・グラハム(Ms)
ゴードン・ゲッツ(T)
ジョン・マーク・エインズリー(T)
フランソワ・ル・ルー(Br)
フィリップ・ココリノス(Bs)
アンドルー・ウェンツェル(Bs)
マルク・ブヨー(Bs)
スザンヌ・メンツァー(Ms)
デュトワベルリオーズBOXである。本来なら「トロイアの人々」を聴くはずなのだが、クリュイタンスの「キリストの幼時」を聴いたので、聴き比べのためにこちらを先に聴く。
清澄さでは、こちらが若干勝っているが、クリュイタンス盤の切なくなるような感動はこちらからは感じられない。こちらも名演奏だと思うが、死の前年のクリュイタンス盤が奇跡的名演なのだろう。

クリュイタンスのベルリオーズ 「キリストの幼時」

ベルリオーズ 宗教的三部作「キリストの幼時」
アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団(1965 1966)
ルネ・デュクロ合唱団
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)
ニコライ・ゲッダ(T)
ロジェ・ソワイエ(Br)
クサヴィエ・デプラス(Bs)

ネット情報によると、「悪意に満ちた偏見と先入観に基づく酷評に悩まされた」ベルリオーズがこの作品の一部を「教会で発見された16世紀の作曲家の作品」として発表、批評家はそれを見抜けず絶賛、それでベルリオーズは溜飲を下げたとか。
しかし、なんとまあしっとりとした感動的な音楽であり演奏であろうか。
当時の批評家を笑えないのは、私もベルリオーズには偏見があって聴かず嫌いだったことは否めない。何しろ謳い文句が「管弦楽の拡大」とか「華やかな管弦楽法」とかで、しかもフランス音楽である(これも偏見)なので、いかにも外面的な中身の無い音楽だという先入観を持ってしまった。この曲とか「ファウストの劫罰」とか、普通にいい(っていうのも変な書き方だが)曲がある事を知らずにこの年まで来て、随分損をした。
第3部第1曲 2本のフルートとハープのためのトリオ

www.youtube.com

訃報 グレート・ズマ

声優の槐柳二さんが亡くなったそうである。
ニュースでは「レレレのおじさん」とか「ラピュタの海賊船の技師ハラ・モトロ」とか書かれてあるが、個人的にはタイガーマスクのミスター・クエスチョン(その正体は、かつてのインドの名レスラー、グレート・ズマ)が印象深い。
ご冥福をお祈りします。