さらばジャニス(1971)

一条ゆかり
というわけで(こちらこちら)読む。
100ページ弱の中篇だが、本来は倍のページ数が欲しいところだが、中篇の制約を逆手にとって、父親の職業設定などで工夫して、テンポのいい展開へつなげているあたり、さすがといえる。しかし、懐かしすぎる!

鳥インフルエンザの影響

我が家のそばの川は、毎年白鳥が訪れて、たまに娘とパンなどの餌やりをやっていたのだが、鳥インフルエンザのからみで、誰も餌をやらなくなったせいか、今年は1羽も来ていない。
今朝の地方紙によると、白鳥飛来で有名な「おいらせ町 間木堤」も餌やり禁止が原因なのか、飛来数が激減して、観光面で打撃を受けそうだとのこと。間木堤は毎年楽しみにしていたので、大変残念。

ブルックナー 交響曲第7番

ヨッフム指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (1986)人見記念講堂
さんざんけなしてきたヨッフムであるが、これは認めざるを得ない。(ただアダージョはちょっと遅すぎるが)
さすがのヨッフムも最晩年に来てブルックナーの前に全面的にひれふしたのだろうか。そうでなければ真のブルックナーは演奏できない。
第1楽章 189小節目からの弦に対する反行形のオーボエを、ここまでくっきり浮かび上げてくれるのは、私の知る限りヨッフムだけであろう。
こうなると、やはり最晩年の来日時のブル8も聴きたくなるが手に入れづらい状況だ(DVDは手に入るようだが)