ブルックナー 交響曲第7番

ヨッフム指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (1986)人見記念講堂
さんざんけなしてきたヨッフムであるが、これは認めざるを得ない。(ただアダージョはちょっと遅すぎるが)
さすがのヨッフムも最晩年に来てブルックナーの前に全面的にひれふしたのだろうか。そうでなければ真のブルックナーは演奏できない。
第1楽章 189小節目からの弦に対する反行形のオーボエを、ここまでくっきり浮かび上げてくれるのは、私の知る限りヨッフムだけであろう。
こうなると、やはり最晩年の来日時のブル8も聴きたくなるが手に入れづらい状況だ(DVDは手に入るようだが)